lucky seventh
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2006年05月27日(土) 木見時雨れ

丘の上で君が笑っていた。
嬉しそうに
哀しそうに
君は笑って、手を振っていた。

ねぇ、どうしてお別れするみたいに僕を見るの?











気が付くとベットの上で、たった一人僕だけがいた。

「夢」

ただ握りしめた両の掌の爪が食い込んで、
その痛みだけが、僕を現実に繋ぎ止めていた。

「夢?」

ぼんやりとした意識がじょじょに覚醒していく途端に、
夢が遠ざかっていく。
それと同時に、握りしめた両の掌をゆっくりととはがして眺めた。
まるで、証であるかのように残るその痕が遠ざかる夢の余韻を引きずる。

「アレ?…なんの夢見てたんだっけ?」

それだけ。
それだけしか残っていなかった。
もう思い出せない記憶は夢の彼方へと遠ざかってしまった。


ナナナ

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