lucky seventh
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丘の上で君が笑っていた。 嬉しそうに 哀しそうに 君は笑って、手を振っていた。
ねぇ、どうしてお別れするみたいに僕を見るの?
気が付くとベットの上で、たった一人僕だけがいた。
「夢」
ただ握りしめた両の掌の爪が食い込んで、 その痛みだけが、僕を現実に繋ぎ止めていた。
「夢?」
ぼんやりとした意識がじょじょに覚醒していく途端に、 夢が遠ざかっていく。 それと同時に、握りしめた両の掌をゆっくりととはがして眺めた。 まるで、証であるかのように残るその痕が遠ざかる夢の余韻を引きずる。
「アレ?…なんの夢見てたんだっけ?」
それだけ。 それだけしか残っていなかった。 もう思い出せない記憶は夢の彼方へと遠ざかってしまった。
ナナナ
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