lucky seventh
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ふたりで手をつないで走った。
行き先も決めぬまま、
日の明けない夜の中、
どこまでも、遠く、遠くへと
ふたりで手をつないだまま走り続けた。
まるで世界に存在するのは ふたりだけ
毎朝とおる商店街の道は、シャッターにとざされ 人っ子一人いない。
誰も居ない公園は、ふたりだけの物で
はしゃぐふたりを見ているのは お空に浮かぶまんまるお月様だけ
ボーイッシュな女の子が笑うと 大人しそうな女の子ははにかみながら笑い返す。
「みなづき!!」
「なぁに?なつめ」
ナナナ
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