monos
INDEXPASTWILL


2007年06月29日(金) 輪切りのわたし・その3

さて、そんなこんなで待つ事約5分、MRI再開。
今度は止まる事もなくw、途中造影剤も打ち、無事(?)終了。
その後、レントゲンも撮り、2度目の診察へ。
診察室に入ると、担当医の横には、新聞記事のコピーやらなんやら資料が数種類。
で、その資料をポンとわたしによこし、一言。
「これの典型的な症状だね」
そこに書かれていたのは
【脳脊髄液減少症】
という言葉。
医者の診断によると、大脳というのは、基本的に髄液に包まれるような形で、その中に浮かんでいるものなんだそうですが、どうやらわたしの場合は、その髄液が、どこからか(一番多いのは腰らしい)漏れる事によって少なくなり、大脳が下がって頭蓋骨との間に隙間ができ、それが原因で頭痛等の症状が出るのだ、との事。

で、診断結果ですが、
「2週間の安静を要する」ほんでもって対処法としては、
「1日2リットル以上の水を飲み、22〜23時間ただひたすら横になっている事。そしてそれを2週間続ける事」
だそう。まだ急性期なんで、7割以上の人はそれだけで治るらしいです。
なお、「その条件を守れるなら自宅にいてもいいけども、一番いいのは入院する事」だそう。

マジ?入院しなきゃなの俺?( ̄▽ ̄;)

で、次に聞かれたのは、
「どうしますか?」
いやいやどうしますか?でなくて。とりあえず今担当してる仕事がこの1ヶ月結構ヤマなんですけど(--;)
悩むわたしに追い討ちをかけるように、「まあそれをやらなくても死ぬような病気じゃないから、無理なら無理でいいけど、その代わりこのまま一生頭痛と付き合う事になるけども。」
何となく半分脅迫に聞こえますが?

とりあえずわたし個人では、その場で結論を出せる訳もなく、一旦回答を保留して病院を後にしました。
時刻は午後4時半。まずは職場に電話。事情を一通り説明した所、係長いわく「まずはわかった。とりあえず明日出勤しなさい。詳しい内容はその時聞く。ただ、医者がそう言うんならそれに従った方がいいんじゃないかと思う。で、今受け持ってる仕事は、他の係員でカバーするしかないんで、明日出勤した時に引き継ぎをちゃんとして、なるべく早めに体を治せ」との事。
大変ありがたいお言葉。ただ、個人的にはやり残しの仕事をそのままにしておくのは納得いかないんですが、状況がそれを許すとも思えず。
とりあえず、まず今日はフリーなんで、残っている仕事にある程度の道筋を付けなきゃと思い、人があらかた帰ったタイミングを見計らって職場に行き、2時間半ほど仕事をしました。

(以上、27日の出来事)
----------------------
そして翌日。出勤して上司に事情を説明。入院の了解を何とか得る事ができたので、後はひたすら仕事の引き継ぎ作業に専念。
で、引き継ぎについては、一応形にはなったので、病院に連絡を入れ、明日(つまり今日ですね)から入院できる旨を伝えた所、了承を得ました。

という訳で、今日、29日からの入院が決定。
・・・つまり今日のこの日記は病院から書いている訳で(^^;
病室は携帯厳禁ではないようなんで、一応寝ててもmixiはできます。
つか、外界とのつながりがもうこれしかない(^-^;
という事で、明日書く分からは「闘病日記」になります(うそ)


(注記)
なお、この【脳脊髄液減少症】という症状ですが、まだ厚生労働省では病名として認められてないらしく、診断書等でこの言葉を使うと、『仮病扱いされる(by担当医)』そうです。


飛燕 |HomePage