2003年05月19日(月) |
tae 「 NEWメンバ−初LIVE 」 @渋谷nest |
「 KNOCK OUT! vol.5 」 1 : Sad Sad Planet 2 : GUN DOG 3 : tae 4 : ZEPPET STORE
★ tae SET LIST ★ 1 : 彼女 2 : 長い夜 3 : 愛のかたち 4 : 猫背のブル−( 新曲 ) 5 : for life 6 : ビニ傘 7 : いくつになっても
Dr.須川くんの脱退LIVEが3月9日。 かなり悔しかったが私は行けず。 そして早く新しいドラマーが決まらないかな?と思っていた4月にDMメールで 突然知らされた、Ba.黒丸くんの脱退、NEWメンバーの決定。 黒丸くんの脱退はあまりに突然過ぎて予想外のことで、最初どうにも理解 出来なかったが、オフィシャルHPでの沼倉くんの言葉を読んで納得した。 でもやっぱりShortcut Miffy!時代からのメンバーだったし、 LIVEで送り出してあげたかった気持ちはかなり残った。 そしていよいよ迎えた初LIVE。 NEWメンバーのBa.坂巻さんは、元The Wellsにして元Vanillaという すごい人。 Dr.アベカワさんは、今までの経歴がほとんど分からなかったが、 ネットで見付けた写真を見る限り、ルックス的にはかなり激しい感じで。 「この4人の“tae”はいったいどうなるんだろう? そして以前のtaeと どう違ってくるのだろう?」 良い方向にチェンジしてる可能性はもちろんだが、自分の好きなtaeから 離れてしまっている可能性もある。 そんな期待と不安と、単純に「2ヶ月半ぶりにtaeのLIVEが見れる」という 喜びを携えてnestへ。 このイベントは2週間ぐらい前になって急にZEPPET STOREの参戦が 決まって、会場が混み混みになる可能性大だったので、なんとか開演時間を 目指してチィやんと会場へ。 すでに開場時間から入っていた地方遠征組 (ゼペギャル兼任組)(笑)とも合流し、3番目であるtaeを待つ。
最初のBAND、「Sad Sad Planet」は女の子Vo.のBAND。 メジャーソロアーティストにバックBAND?と感じてしまう。 後から実は2人ユニットで、他のメンバーはサポートだったと分かったのだが。 歌はうまいのだが、「うまいなぁ」というだけで、なんか感情が入り込まない。 もしかしたらもうメジャー行きとか決まっているのかな?という感じで、 演奏はみんなすごくうまいし、完成度は高かった。 とりあえず、私的には全然好みの範疇外だったが。
2つ目「GUN DOG」は妙にルックスが整ったメンバーによる、ハード ミクスチャー系?みたいなBAND。 アイドル風なルックスなのにTATOOしてるあたりがRIZEを思い出させた(笑) WRENCHとか好きな人は好きなんだろうな〜。 固定客は結構いたが、ほとんど女の子。 しかもそういう音楽を聴いてる感じ ではない女の子ばかりで、アイドル的な人気なのかな? これも音楽的に私の好みの範疇外・・・。
そしてやっとtaeの出番。 遅れてきたカオリンとも無事合流。 セッティングしているメンバーを見て、「ああ、やっぱりNEWメンバー なんだよな」と改めて実感する。 期待と不安、どちらが当たるか、この時点でものすごく緊張してきた。 そして一度引っ込んでから、いつものボレロのSEにて登場。 ここは変わらないんだとちょっとほっとする。 そしていよいよSEが終わり、沼倉くんの「taeですっ!」の一声から 1曲目「彼女」が始まった! な、なんだ?!この音は!! 黒丸くんは、柔らかくて丸い感覚の、一音一音がどっしりした感じのベースの 弾き方だったが、坂巻さんの音は尖っていて激しくて、でも力強くスピード感 もあり、すごく主張するタイプで。 まずそのベースの音の強さに圧倒されたのと、久しぶりに聴く大好きな「彼女」 ということでぼーっとしてしまい、写真を撮るのが精一杯な内に終ってしまった。 間髪入れずにまたも大好きな曲「長い夜」 今度はアベカワさんのドラムにも なんとか耳を傾けたが、須川くんは迫力があって歯切れよく叩く勢い重視型。 それに対してアベカワさんは、一音一音をなめらかに叩き、音がつながって 波のように聴こえてくる感じで。 自分の中でそれぞれを比べようとしたのだけれど、とにかく音が心臓に 突き刺さる感じで、そういう冷静な判断する能力を追い出されてしまった。 でも沼倉くん・小野さんは前と同じ、いや前以上ぐらいに気合が入って 迫力ある演奏・歌で、すごく楽しんでるのも伝わってくる。 そして3曲目「愛のかたち」 2月に聴いた時はまだ仮タイトルだったみたい なのに、今回はしっかりSET LISTに「愛のかたち」で書かれていた。 そしてこの曲はNEWメンバーによって確実にまったく違うアレンジに 変わっていた。 前よりちょっと淡々とした感じになっていたのかな? 終り方だけは、前のアレンジの余韻が残る感じがすごい好きだったので、 そこが無くなってしまってちょっと残念に思ったが、他の部分はやっぱり 「どっちがいいかな?」と思っている間に曲が終ってしまった。 ここで1回目のMC。 メンバー交代があったことを伝え、NEWメンバーの 2人を含めたメンバー紹介をして。(ここでなぜか小野さんはアベカワさんの スティックを1本ぶんどり客席に投げた(笑) なぜスティックを?) ちょっと緊張してる感じではあるが、いつもと変わらない口調の沼倉くん。 同じく、沼倉くんに「最近うちのメンバーに“ショコラ眞一、略してショコ眞” と呼ばれてるんで(笑)」と紹介されてほにゃ〜とした表情をする小野さん。 「やっぱり2人は変わらないんだなぁ」と思いつつ。 4曲目に新曲「猫背のブルー」 このタイトルは小野さん作詞かな?(笑) 暗めですごく激しいが、間奏ではBa.とDr.の音だけになっていったん 落ち着かせる、おもしろい展開の曲。 でも確実にこれは「新しいtae」の曲だなぁと思った。 続いての「for life」は、「Dr.がかなり違う叩き方だな」とは思いつつも、 やっぱりどっちがいいかは判断つかないうちに終了。 2回目のMCでは、秋頃にCDが発売される予定であることや、次回 6月のLIVEなどを告知。 もちろんいつもの「はい拍手!」は有りで(笑) 終った時に「で、いいですかね? アニキ」と坂巻さんに沼倉くんが振った のだが、「おぅ!」と一言シブく返されて「怖いよ(笑)」と笑っていた(笑) 坂巻さんはそういうキャラなのか〜。 最後は前も定番だった「ビニ傘」と「いくつになっても」で、大迫力の演奏を 見せ付けて嵐のように去っていった。
ゼペギャルが怖かったので(笑)、すぐに後ろに下がりつつもみんなで 感想を言い合って。 でも私は歩き始めたら足がものすごくガクガクしてる ことに気付き、そんな自分に自分でびっくりしてしまって。 新生taeがあまりにも鮮烈だったため、「好き」「嫌い」「いい」「悪い」という 感覚を感じる余裕がなかったらしい。 なんかそれぐらい衝撃的なLIVE だった。 トリの「ZEPPET STORE」はゼペギャルに写真を頼まれた(笑)のもあって 1・2曲は写真を撮りながら聴いたのだが、すぐに会場を出て上のフロアーに。 Fishbasketの郁ちゃんと杉くんがいたのでちょっとおしゃべりしつつ、 話をしたかった沼倉くんも小野さんもフロアーに見当たらなかったので しばらくして会場を後にした。 道玄坂の牛タン屋さんで食事をしてから帰ったのだが、みんなといろいろな話を しつつもさっきのLIVEが幻のようで。 帰り道、1人になってからLIVEを録音したMDを聴きなおしたのだが、 それでも心臓がバクバクするばかりで比較とかは出来なかった。 とりあえずは、もう1回しっかりLIVEをこの目で見てこの耳で聴かない限りは、 ちゃんとした判断が出来ないらしい。 ぜひとも次回、6月のLIVEを楽しみに待ちたいと思う。
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