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結婚したいひとへ(中) - 2002年04月17日(水) 前回、 「(相手に)つきあってくれといわれたら、つきあう」 「結婚してくれといわれたら、結婚する」 こうすれば結婚できると書いたが、もちろん、現実はそう単純にことが運ぶものではないとは思う。 「つきあってくれと言ってくれるひとがいない」という気の毒なひともいるだろうし。 「つきあってくれと言ってくれるひとには、ひとりも好みのひとがいません」という、ワガママなひともいることだろう。 そういう場合はどうするか。 一つは、「自分からつきあってくれと言う」という手が、ある。 これは女性には、まだまだ抵抗があるかと思う。 でも、きょうびの男性は、結構「受け身」のひとが多い。 ヴァレンタインに女性から何かもらうまでは、自分から何も動けないタイプは、意外に多いのである。 自分から女性にどんどんアタックしていく「自信過剰型」の男性には、この手はまず無効だろう。 が、相手が自分に好意を持っていることを確認するまでアタックできないような、押しの弱い男性には十分有効なはずだ。 「蓼食う虫」で書いた、ハンサムなミュージシャンと結婚した女性などは、まさにこの手で彼をゲットしたといえる。 この手を行使する場合大切なのは、「強気」で行くこと。 彼がいくらハンサムな男性、高嶺の花のような男性であっても、「自分は彼にふさわしくないかもしれない」「他のきれいな女性のほうが彼にふさわしいかもしれない」と思ったら、負けである。 あくまで「強気」で行くしかない。 そして、必ず、ことばに出して相手に求愛すること。相手に「以心伝心」を求めてはいけない。 もちろん、押せば必ずどうにかなるという保証があるわけではない。 が、なにもせずに向こうが求婚しているのを待っているよりは、何十倍も目があるはずだ。 そして、ダメだったときは、あっさり引き下がる。深追いして、いい結果はひとつも得られない。 そんな露骨な「押し」はイヤだ、というかたには、もっと高等で、演技力を要求される戦術しか残されていない。 それは「押し」と「引き」をたくみに使いわける戦術だ。 最初は相手の男性に対し、大いに気があるように見せる。 でも、相手がその気になってにじり寄ってきたら、ひらりと体をかわす。 そして、相手がめげたようであれば、また誘いをかけ、でも簡単には心をゆるさず、また相手を拒否し、かく乱する。 それを、うまく繰り返し、そのうちに完全に自分のペースに引き入れるのである。 これがいわゆる「恋の駆け引き」。 これはどう考えても誰にでも出来る芸当ではない。 おまけに、相手がすぐに凹んであなたのことをあきらめ、もっとくみしやすい女性のほうに向いてしまうような「根性なし」な男性であった場合、駆け引きそのものが成立しない可能性が大きい。 わが国のように、恋愛文化が未成熟な国では、男性も女性も、こういう駆け引きはなかなか成立しそうにないな。 さて、そのいずれもとても私は出来ません、でも結婚はしたいのです、というひとはどうすればいいのか。 その難問には、次回でお答えしたいと思う。 ...
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