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結婚したいひとへ(上) - 2002年04月16日(火) 世の中、結婚に関する書物、とくに「どうすれば結婚できるのか」というテーマについての本は実に多数書かれている。 そして、時代にかかわらず、よく売れる。 そういう本が現在もよく売れ続けているということは、世の中には、「ああ、どうして自分は結婚できないのだろう」と悩んでいるひとがいかに多いかの証拠だと思う。 でも、言わせていただければ、結婚なんて、別にむずかしいことではない。 だって、たったひとり、相手を見つければいいのだから。 ふたりも、三人も見つけろという話ではないのだ。 学校でいい成績をおさめたり、社会でいい仕事をすることの困難さにくらべれば、どうってことない話だ。 もし、結婚が有名大学受験なみに難しいことだったら、男女の大半はなかなか結婚出来ず、世界の人口はどんどん減る一方だろう。 が、現実には、(国にもよるが)過半数、いや八割以上の人間は普通結婚している。 そう、結婚は「誰にでも出来る」ことなのだ。 あなたの周囲にだっておおぜいいるだろう、男女を問わず、全然魅力なんかないのに、ちゃんと配偶者のいるひとが。 彼らがすごく努力して結婚にこぎつけたようには思えないし、彼らがなぜ結婚できたのか、悩んでいるひとには不思議だろうが。 でも、彼らだって、ある「ルール」にのっとったからこそ、結婚できたのである。 それは、何か。 僕が考えるには、こうだ。 「(相手に)つきあってくれといわれたら、つきあう」 「結婚してくれといわれたら、結婚する」 世の中、これが出来ないから、悩んでいるひとが多いのかも知れないが、このハードルを越えられない限り、たぶんそのひとは「一生」結婚できない。 けっこう魅力的であるにもかかわらず、結婚できないひとが多数いる。 彼らは、言ってみれば、放っておけば「見送り」を繰り返す人種なのだと思う。 今のひとより、もしかしたらもっといいひとが将来現れて、自分を好きになってくれるかも知れない…なんてことを考えてしまうのだろう。 しかしそんなことでは絶対、今求婚してくれた人に「OK」を出せるわけがない。 そんな「見送りの三振」パターンを死ぬまで繰り返したいなら、していればいい。 そのかわり、潔く、結婚は諦めなさい。 結婚したいのなら、とにかく、バットを振る以外に、手はないのである。 (この項、続く) ...
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