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結婚したいひとへ(下) - 2002年04月19日(金) 猛烈アタックも、駆け引きも苦手、でもどうしても結婚したいというひとはどうしたらいいのかが、前回の宿題であった。 かなり難しい相談だが、手はないわけではない。 ただ、ひとつ覚悟していただきたいことがある。 その結婚した相手が、たとえ「魅力的」な異性でなくても、それは文句がいえないということだ。 よく見かけるのだが、あまりモテたことがなく、当然恋愛結婚とかとても出来ず、見合いで何とか結婚できた手合いに限って、相手に対する感謝の念がなく、「自分はなんであんなさえないひとと結婚しているんだろう」などと愚痴をいうものである。 これは、天にツバを吐くような行為としか思えない。 ひどい例になると、それを理由に、好き勝手に浮気したりするようなひとまでいる。 たとえ相手がブス・ブオトコであったとしても、「結婚してくれた」相手に感謝こそすれ、悪く言う資格などありはしない。 「結婚」を承諾してくれたのはそのひとだけだった以上、そのひとはあなたの「救世主」なのである。 モテないくせに、ひと一倍高いあなたのプライドを、そのひとは「立てて」くれたのだから。 もし、そのひとにさえOKをもらえなくて、四十、五十を過ぎてもなお独身でいたならば、プライドどころの話ではないだろう。 これもよくあるケースだが、どう見ても異性の関心を引くような何かをもっていないのに、たまたまひとりの異性と付き合うチャンスに恵まれ、そのひとから求婚されたので、特にことわることなくOKしたというタイプのひとに限って、「早く結婚して失敗した。もしかしたら、もっといいひとと結婚できたかも知れない」などと本気で思っていたりする。 いいかげんに自分がどの程度のものか、自覚しなさいっての。 まず、自分の「分(ぶん)」を知りなさい、ということです。 さて、迂回してしまったが、何が言いたいかというと、結婚すること自体が目標である以上、結婚によって手に入れた「配偶者」の質について、どうこう言うなということである。 それをふまえた上での、宿題の解答は、 「遊び相手・恋愛相手でなく、結婚相手を欲しているひとを、紹介してもらいなさい」 ということ。 いわゆる見合いでもいいし、結婚紹介所でもいいし、もちろん友人のつてでもいい。 「現在恋人がいない」ということだけは、はっきりしてないとダメ。 でも、それ以上、あまり細かい注文をつけるのは、相手に気の毒だ。 モテないのはおたがいさまなのだから、その容姿や年収などは、そこそこであればよしとすべし。 僕の知っている女性に、容姿は決してよいとはいえないが、わりと早く、見合いで幸せな結婚ができたひとがいた。 彼女の口ぐせは「こんなブスな私でももらってくれて、本当にありがたいわ」であった。 なんとまあ麗しい「感謝の精神」。 まさにその心がけこそが、彼女に幸福な現在をもたらしたのだと思うが、いかがであろうか。 ...
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