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ヘンな客、困った客(四) - 2003年02月02日(日) このテーマ、さらにさらに続きます。 その八、ヘルプでついた嬢と会話をしない客 「そんな客、いるのかよ!?」と思われるかもしれないが、いるんだなこれが。 「こりゃどうみてもシロウトには絶対相手にされないだろう」 と思われるオタクっぽい感じの客には、他人とコミュニケーションをろくにとれない奴が多い。 彼らはオキニ嬢しか眼中にないのだ。 そのオキニ嬢とも、「会話」をしているというより、アイドルオタクが一方的にアイドルに対して話しかけているような感じなのだが、それでもまあ、何もしゃべらないよりはだいぶマシだろう。 だが彼らは、オキニが他の席に移ってしまい、かわりにヘルプの嬢がついたりすると、とたんに話さなくなる。 よほどヘルプ嬢が自分の好みのタイプでない限り、自分から話そうとはしない。 ヘルプの嬢が客からいろいろ聞き出そうとしても、だんまりを決め込んだり、生返事しかしなかったりする。 ひどいのになると、携帯電話で野球やサッカーの試合結果を見ている、なんてのも。 とにかく彼らは、ヘルプ嬢との会話を盛り上げようなんて、これっぽっちも思っていないのである。 しかしだ。いくら金を払っている「お客」でも、これじゃ、アカンでしょうが。 というのは、前にも書いたように、嬢たちには「ヨコ」のつながりがある。 ヘンなお客が来ると、そういう情報はすぐ他の嬢にも広まる。 ヘルプも、そのオキニ嬢と仲のいい子がつく場合が多いから、ヘルプ嬢に悪い印象をもたれたら、トクなことなどひとつもない。 「あのお客さん、感じ悪かったよ」と、オキニ嬢にチクられたら、その客のポイントなどガタ落ちだろう。 あと、オタク系以外でも、ちょっと見てくれがよくて自信過剰なタイプの男に、ヘルプ嬢をないがしろにするお客がけっこういる。 「オレはブスとは口をきかない主義なの」 とかなんとか、うそぶいている手合いだ。 これも嬢たちの評価は、本人が思っているのとは裏腹に、非常に低い。 決して好みのタイプではなかったとしても、ヘルプ嬢ともうまく会話出来るようなお客を本当の「遊び上手」とよぶ。 ゆめゆめ忘れることなかれ。 その九、やたら高額のプレゼントを嬢に贈る客 これは一見、嬢にとって望ましいお客に思えるかもしれない。 しかし、嬢がおねだりをしている場合ならともかく、特に要求もしていないプレゼント、それも洋服やアクセサリーといったかなり高価な品を贈る客は、かならずしも歓迎されない。 いや、「キモい」と思われてしまうことさえ、あるのだ。 というのは、そういう客は、明かに「思い込み」先行型の、妄想オタが多いのだ。 「プレゼントを受け取った」 イコール 「自分の彼女になることを了解した」 と、勝手に解釈してしまい、もう舞い上がってしまう。 当然、「見返り」を期待して、通いまくるようになる。 彼らは嬢から相手にされていないということを、「読めない」のである。 嬢がいったんプレゼントを喜んで受け取ってしまうと、もう一大事。 後はどんどんエスカレートしていき、ン万、ン十万の品を贈るようになる。 ま、そのうち資金が尽きてしまい、 「カネの切れ目が縁の切れ目」(縁というほどのものでもないのだが、本当のところは) となるのがオチなんですけどね。 それに、彼らが見たてたプレゼントが、嬢の趣味とうまく合致することも、まずない。 なぜなら、オタのため、ファッション・センスなんて毛の先ほどもないから。 そういう客が見たてて贈った品々は、即質屋行きの運命となっているってことだ。 カネをかければ、嬢がこちらをふりむくと思うヤツは、格好の「カモ」でしかない。 ま、そういう勘違いな客が多いから、キャバなどの水商売が成立するわけだが(笑)。 ...
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