日記帳




2007年06月08日(金) 我が手にペンを(バトン回答・前編)

ねこK・Tさんより、バトンをいただきました。ありがとうございます!
「物書きに捧ぐ質問攻めバトン」の名に相応しく、さあ存分に語り尽くすが良い……! と言わんばかりのラインナップです。
長くなりましたので、二度に分けて回答します。まずは、設問1から設問10まで。



「物書きに捧ぐ質問攻めバトン」

1.名前を教えてください

ほたる、です。
覚えやすさと呼びやすさが身上です。
周期的に、私も苗字が欲しい……! という衝動に駆られます。

2.主にどんな話を書きますか?

……いきなり難しい質問を!
「センチメンタルな日常もの書き」が通り名だったはずが、いつの間にやら日常ものからはかけ離れ、かといってファンタジーにもなり切れず、SFとミステリに憧れ、コメディとラブストーリーの壁に阻まれ、結局は分類不可能なあれやこれやを綴っています。求む、私にぴったりなジャンル名! 

3.ものを書き始めたのはいつですか?

誰かに読んでもらうことを意識して文章を書き始めたのは、サイトを作ってからです。遡れば、初めて作品をひとつ仕上げたのは小学生の頃、物語を作り始めたのは幼稚園の頃でした。長い付き合いです。
そもそものきっかけは何だったか、と思い返すと、「読みたいものがないから自分で作ってやろう」だった、かと……幼稚園児がなんということを。数年しか生きていない癖に「読みたいものがない」とは、幼かったとはいえ不遜極まりないです。

4.同時進行で何本くらい書けますか?

並行書きは向いていない、ということに、ようやくにして気付きました。
一作にぐぐぐぐ……と潜り込んで向き合った方が性に合っています。一騎打ちで
す。往々にして負け戦です。
並行読みならば何冊でもできるんですけどね。

5.長編と短編、どっちが好きですか?

書くならば短編、読むならばどちらでも。
私の創る話は大抵が小造りで、大掛かりなストーリーを練る術には長けておりません。野望だけは常に持ち続けていますが、長編に挑むには、そして書き上げるには体力も根気も技術も伴わないのが悲しいところ。
……が、近頃は作者の思惑も希望も無視して際限なく嵩高くなる話が多く、手を焼いております。私はどう考えても短編向きの物書きだというのに、どうしたことでしょう。

読むならば、どんな大長編でもどんと来い、なのですが、「紙の本ならば」という但し書きがつきます。オンラインの長編作品も読みたいのですが、そして読んでいないのは勿体無いと思うのですが、ディスプレイを長時間眺めていると、目がしょぼしょぼしてくるのです……。
web上の作品では、短い中に濃密な世界のある短編が好きです。私が愛するweb作家さんたちは、魅力的な短編を数多く書いていらっしゃる方が多いので、幸せです。いつもありがとうございます。

6.今ちなみに何本書いてますか?

一作集中期間は未だ継続中です。
……負けません(言葉少なに)。

7.今までで最大何ページ書きましたか?

書き上げた途端、喉元過ぎればなんとやら、で執筆中のことはけろりと忘れてしまうため、公式記録は残っていません。でも多分、原稿用紙にして20枚くらいが限界ではないかと思います。

8.使い回したいくらい好きなキャラはいますか?

一話読みきりの短編が多いので、登場人物も一話限りで退場、が基本です。ほぼ唯一の例外が、「アクアリウム」のユキなのですが……うわあ懐かしい名前。彼にはあと一話登場してもらう予定です。

9.出来ればシリーズにしたい、という話はありますか?(出来ればタイトルも)

シリーズタイトルだけが決まっていてあとは白紙という、ハリボテのような連作短編の計画ならばいくつか立てていたのですが、どうにも企画倒れに終わりそうです。ちなみに題名は「天気予報図」と「探偵奇譚」、でした。
現実味のあるところでは、「りんごあめ」の主人公に再登場願おうと思っています(設問15参照)。

10.消し去りたい、という話はありますか?

ありました(過去形)、ので、消去しました(完了形)。
サイト大改装を決行した際に、抹消願望はほぼ満たされたのですが、それでも時折、古い作品をうっかり読み返しては全て葬り去ってしまいたいという欲求がむくむくと沸き起こります。
過去の作品に「……うがあ!」(そこに込めた思いを、物書きの皆様ならきっと察して下さるはず)とのたうち回りたくなるのは、良かれ悪しかれ変化している証だと信じたいです。進歩なのかどうかは、また別の話。





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ほたる