日記帳




2007年10月02日(火) いきものがたり

今朝、電車の窓からぼうっと空を見上げたところ、消え残った白い月が、半分強の姿でぽっかり浮かんでいて、もうあんなに欠けてしまった、と思ったのでした。
今年の中秋の名月は、団子を食べ損ねた代わりに珍しくきっちり月を眺めたのですが、しかし上り始めの月というのは迫力があるものですね。あんな近いところに、と思うほど大きくて、煌々という言葉が良く似合います。私がもし犬だったら、吠えたくなるような月でした。

同じく車窓から川を見下ろしていたら、濃灰色の背の高い鳥が、肩を怒らせて(という言い方もおかしなものなのですが、「翼を広げて」というよりはこっちの方がしっくりくるので)立っていました。水面に映る自分を見て、「私って綺麗?」(もしくは「俺って格好いい?」)などと悦に入っていた……わけでは、よもやないと思うのですが。





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ほたる