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あるいは、犬が猫撫で声を出す、というイメージの断片がどこか(頭の中のどこか)にしまってありました。ということはつまり、しゃべる犬。しゃべる犬ということは、ああ、あれのことか、と連想ゲームで甦る記憶。 思い付いた時にはすぐにでも書けそうな気がしたのに、未だ手を付けていない敗因は、主人公の職業が決まらなかった(この世界では、新しく名前を与えられると共に、その人物固有の職業も授けられる、すなわちそれが「名付けの儀式」)こと、なのでした。また、いずれ。 お正月、初雪の積もった庭に降ろされた親戚の家の犬は、それはそれは迷惑そうな顔をしていました。喜んで庭駆け回るのは歌の中だけの話か、と幾分がっかりしたものでしたが、しかし彼女は生粋の室内犬、人間の好奇心につき合わせて済まなかった、と反省しないでもありません。 調べ物をしていたら、URLを打ち込むとそのページの文章を色々と変換して表示してくれるというサイトに行き着きました。いくつかパターンはあるのですが、一番面白かったのは口語体への変換。どんなに堅苦しい文面も、一気に砕けた口調に。しかも時々合いの手が入り、例えば「……以上が本製品の特長である(嘘)」。全部嘘だったんだ、と思わず微笑みが零れます。 ![]() ![]() ![]() ![]() |