日記帳




2008年04月19日(土) つづる、つたえる、つたわる

昨日のことになりますが、ヨーロッパの手仕事展、という展覧会に行ってきました。美麗な刺繍や細密なレース編みや、一針一針ごとに当時の女性たちが込めた思いの丈を感じるようで、圧倒されることしきりでした。
中でも印象深かったのが、ロイヤルコペンハーゲンの食器の図柄に合わせて刺繍されたテーブルセッティングセット(テーブルクロスやナフキンなどなど)と、赤ちゃんの洗礼用ドレス。特に後者は、姿が愛らしいだけでなく、これを創った母親の愛はいかほどか、とつい想像してしまったのでした。
そして、可愛い! というよりむしろ欲しい! と思ったのが、ティーコゼー。こんなティーコゼーがあったならば、普段よりうんと丁寧にお茶を淹れようという気分にもなろうというもの、です。


ここで、いただいたメールへの返信を。17日にメールフォームよりお便りくださった方へ。
返事は不要、と仰っていただきましたが、ぜひとも御礼をお伝えしたく、この場を借りて一言。
「隠れ坊の木」を読んでいただいたとのこと、ありがとうございます!
久方ぶりの新しい話でしたので、物語としてまとまっているのか、そもそも面白いのか? と不安に駆られていたところ、とても嬉しいお言葉をいただきました。文字の選び方については、自分なりに心をこめておりますので、お気に召していただいたのであれば、作者としても幸せです。
遅筆ながら、これからも物語を綴ってまいりますので、またぜひ足をお運びいただければ、と願っております。
最後になりましたが、もう一度。心より、ありがとうございました!

読んでいただけるというのはこんなにも嬉しく、こんなにも幸せなことだったのだなあと、初心に帰って実感したのでした。


調子付いたところで、さて次は何を……? と考え中なのですが、しりとりの次のお題は、「さ」から始まる言葉、候補は二つ挙がっています。
一つ目ならば、古本屋に行った帰りに猫を拾って善哉を零す話、主人公は多分、「りんごあめ」の語り手になるはずです。
二つ目ならば、緑のランドセルと「自分だけの姉」の話。雰囲気としては、隠れ坊と似通ったものに仕上がりそうです。
どちらがお好みか、ご意見などございましたらこっそり耳打ちしていただけると幸いです。





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ほたる