日記帳




2009年05月22日(金) 今年は君と縁がある

巷では品薄で入手困難なアレが、二日に一枚とはいえ支給されるのは間違いなく有難いことではあるものの、次第に気温が上がりつつあるこの季節、一日の大半を顔の大部分を覆われた状態で過ごすのは思っていたよりも辛い、と贅沢な愚痴を言いたくもなる、マスク・ウィーク五日目であります。
時々息継ぎでもしなければ窒息しそうだ、と席を立つ度にぱくぱくと深呼吸してから仕事に戻る姿は、さながら陸に上がった金魚のようであるに違いありません。
なにはともあれ健康第一、みなさまどうぞご自愛を。

金魚といえば、ファミレスでホットケーキを挟んで向かい合う父と幼い娘の話を書こうとして、ワードパッドを開いては閉じる、という作業を繰り返しています。ぎこちない会話と、夏祭りで掬った金魚と、失踪した母親と、そんなもろもろ。
停滞しているひとつの理由は娘の名前にあって、「まほろ、という名は幻にもまほろばにも通じる良い響きだ」という一文と良く似たくだりを、最近読んだ本の解説に見つけてしまい、微妙に困ってしまっているのでした。





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ほたる