日記帳




2009年08月07日(金) 企みに騙されろ

「だまし絵展」が兵庫にやってくるそうであります。
名古屋で開催されていた時には、気付くのが遅れて行きそびれてしまったので(そして日曜美術館の特集を見て「……ああ!(やっぱり行くべきだった)」と嘆いていた)、今度はぜひ念願を果たしたいところです。
会場の兵庫県立美術館には一度行ったことがありますが、広くて明るくて新しくて、おまけに付属のレストランのランチも美味しくて、いたく好印象の場所でありました。

http://www.artm.pref.hyogo.jp/damashie/index.html

開催期間は8月26日から11月3日まで。

***

明日には借りてきたガラパゴスゾウガメの本を返さねばならないので、読書録用に一言メモ(『ひとりぼっちのジョージ―最後のガラパゴスゾウガメからの伝言』 ヘンリー・ニコルズ著)。

・正しくは、ロンサム・ジョージはガラパゴス諸島に起源を持つゾウガメの内、ただ一頭のピンタゾウガメである。

・保護と利用、あるいは保護と利益。この相反するもの。

・「フラッグシップ」とは、自然保護の意識と行動を呼び起こすカリスマ性のある動物(もしくは植物)のこと。本文より引用。

・突き詰めて考えれば、人間は異物であるのか? そうは思いたくない、けれども。

・80才台とはいえ、まだ若輩者である彼は、不慮の事故などがなければこれから百年は寿命があるらしい。百年といえば、今地球上にいる生き物のほとんどはもう存在しないに違いない。それだけの年月を、ある一つの種の最後の生き残りとして生き続ける彼の目に映る未来が、願わくば今よりも穏やかなものであって欲しい、とついセンチメンタルになる。





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