ひどく禍々しい夢を見て、起きてからしばらくは後味の悪さをひきずっていた今日の朝。内容そのものは漠然と、舞台になっていたのが映画「ブレードランナー」に出てきたような造りのアパートだった、ということくらいしか覚えていない上、怖い夢が往々にしてそうであるように、誰かに伝えようとすると途端に全く怖くなくなってしまうのが残念です。 どうにかして表現しようとするならば、世界が明日にでも終わるという前日のような、何かとてつもなく巨大で目に見えない凶事が起こる前触れのような、周りにある(いる)全てのものが見た目だけは変わらないまま中身がそっくり変質してしまったような……。あの感覚を言葉にするには私の語彙では到底不十分なようです。 そして、私自身の他に登場するのが実在する知人であったがために、こんな不気味な夢に出演していただいてなんだか申し訳ないような気にもなったのでした。決して、貴方に対して不吉なイメージを抱いているわけではないのですが。 |