日記帳




2011年01月16日(日) 甘いひとひら

この季節の和菓子と言えばこれ、と耳に聞いて知ってはいても、なぜ牛蒡を挟まねばならんのだ、という一点に納得がいかない、という理由で遠巻きに眺めていた「花びら餅」を、たぶん生まれて初めて(もしくは二回目くらいかもしれませんが)、頂きました。

頼りなげなほど柔らかな羽二重餅を透かしてうっすら桃色が差し、ほんのり味噌の風味がある餡子と、甘さの奥に土の香りを残した牛蒡が相まって……美味しかったです、ごめんなさい(これまでの誤解に対して)。

牛蒡が鮎に見立てられているという、ということも初めて知りました。由来を聞けば、もう「なんで牛蒡」とは言えなくなります、ね。





BACK NEXT 初日から日付順 最新 目次 入り口へ


ほたる