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■ さよなら。
知ってるおじさんが亡くなった。
とはいっても、こっちが一方的に知っているだけ。 片思いの、それも話でしか聞いたことのない、おじさんだったけど。
おじさんの話は、どれも愉快なものだった。 全国各地のイベントに行っては、紙袋いっぱいに本を買って とてもうれしそうな顔をしていた話、あるひとが全然違う絵柄で 勝負しているのに「あ、これが新刊ですね」と、一瞬で負けを 決定させてみたり。
今思うと、楽しい場所を作り、守るために一生懸命だったおじさん。
そのおじさんは、もういない。 僕たちはもう、そのおじさんのことを、思い出すことしかできない。
さようなら、おじさん。
あなかがつくった楽しい場所は、僕たちが、そしてみんなが、 これからも、楽しい場所にしていくからね。
おじさんが、こっちにくるときのために、面白い本をつくるよ。
さようなら。おもしろいおじさん。
2004年03月24日(水)
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