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■ 市民運動の中の人も大変だ(1)
これ書いている時点では、まだ人質は開放されていませんが、 とりあえずイラクで人質になったボランティア&ジャーナリストの方々は 無事解放される事が決定いたしました。
日本国民が不当な暴力の犠牲になることなく、 無事に解放される事は大変喜ばしい事であります。 これもひとえに、小泉首相以下、政府がテロリストに対して 毅然とした態度を取り、なおかつ、人質解放に向け、米国・英国から 現地の部族長に到るまで、あらゆるチャネルに働きかけ、解放に向けての 努力を惜しまなかった事の成果であると確信しております。
また、今回関係各国ならびに現地の部族長、イスラム宗教指導者が 解放に向け行動してくだされた事に感謝の意を表し、これもまた、 日本外交や民間企業、NGOからひとりのボランティアに到るまで、 全ての人が地道に積み上げてきた「国際貢献」によるものであり、 それに関わる人達に最大限の賛辞を贈らずにはいられません。
さて。
昨日ですが、国会前に1000人ほど集まって、自衛隊撤退の デモやってたそうですが、この人達はデモやる前に、解放に向けた 具体的かつ効果的な行動を取っていたのでしょうか。
彼らにだってできることはたくさんあったはずですよ。 とりあえず現在に到るまで、人質の監禁場所が特定されていない わけですから、現地のボランティアを通じて、イラクの人達から 情報を集めるとか、現地の偉いさんに働きかける事だって できるんじゃなかったのかと。
「米軍ウザイ」で、度合いの差はあるものの、意見の統一ができるはずだから、 もしかしたらテロリストと独自の交渉→解放という可能性だってあったかも しれないわけで。そうでなくても、今回の解放声明に説得力を与える事が できたんじゃなかったか、と思うわけですが。
デモしかしませんでしたよね。あと署名ですか。 殺害予告まで1日しか無い状態で、なんでそんな悠長なことができたのか、 本気で理解に苦しみますよ。これって、何もやってないに等しいですよね。 デモにまぎれて「靖国神社参拝を止めろ」とかプラカード上げてるし。
君ら、本気で人質の命、心配して無いでしょう。
まあでも、人質が解放されることになった現時点で、 やるべき努力をやった人達が、努力の分だけ報われているのが 救いというべきではないかと思いますですよ。
しかし……いや、焼かれるのを期待しているわけでは全然ないんだが、 一体この決着はなんなんだね。テロリストも、人質の人らも、家族も、 支援してるとかいう市民グループの人らも、
あまり人を
馬鹿にしては
いかんよ。
2004年04月10日(土)
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