〜過ぎ行く日々の記録〜
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2002年09月10日(火) |
今日の名言:「右上にバツはない」 |
個人的には週末の火曜日。「インターネットに繋がらない」というお客からの電話に出たオペレータさんに呼ばれて端末を覗き込んでみると、顧客管理情報の備考欄に
「パソコン操作に関する基本的な質問の常習者。対応は営業担当へ」
と書いてある。確かに見覚えのある名前の人でした。加入直後から何度も何度も何度も何度も何度も何度も同じような内容の問い合わせをしてきていたため、「これはヤバイ!!」ということで営業マターにしたオッサンです。
最近はしばらく問い合わせもなかったので、「少しは成長したかな?」と思ってとりあえず窓口で対応してみることにしましたが、この判断は結果的には間違いでした。電話をかけて話を聞き始めたK崎さんの顔が5分・・・10分とだんだん険しくなっていきます。やっと受話器を置いたのはかれこれ30分ぐらい経ってからだったでしょうか。
「どうだったの? 何が原因だった?」
と聞くと、実際にはちょっとした設定違いで、普通のお客さんなら5分以内に解決できるトラブル。じゃあ何でそんなにモメたのかっつーと、やっぱりWindowsの基本的な操作が全く分かっていないことに起因していたそうです。
例えば、
「『ゴミ箱』ってのは一時的に保存しておきたいものを入れておく場所だろ?」←日常生活でもそうしてるんですか?
こんなことは正直言ってプロバイダで手取り足取り教えてあげるコトじゃありません。まあ他のお客さんでもたまに
「『ワード』のイルカが消えちゃったんですけど、どうすれば出てきますか?」←MS-Officeの「アシスタント」のコトを言ってるらしい。
なんて人もいるからそこまでは許そう。でもね、ウィンドウを閉じてもらうために「画面の右上にあるバツ印をクリックして下さい」って言ったら、
「画面の右上にバツ印なんかない!! あるのは
『ペケ印』だ!!」
ですってよ奥様(笑)←だから誰? ここまで来ると「もう好きにして」て感じですにゃ、ぷぷぷぷp。
*****
ちなみにこの人、営業担当が「パソコンの基本的な操作については・・・」って話をしたら
「人を子供扱いするな!!」
とエラクご立腹だったそうです(苦笑)。さらに契約書を取りに行ったときの様子からすると家族からはかーなーり敬遠されている様子だったとか。
まあ仕方がないことなのかもしれないけど、頑迷な年寄りになって、自分の不見識を素直に認められなくなって、そのくせ威張り散らして家族に嫌われて・・・何だかそういう老後って寂しくないですか?
ウチの父親もこのお客とトシは近いんだけど、少なくともこういう人間になっていないという点ではホッとしています。僕自身も気をつけなきゃね・・・。
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