旅行記(ちょっと長め)

昨日無事帰国しました。

ドイツに行ってきました。
行く前は寒さとかかなり心配だったのですが、行ってみたら割とあったかかったです。世界的に暖冬みたいですね。大体毎日3度くらいでした。
同行の友人は結構厚着してたり寒がってたりしたのですが、私は日本にいる時と大して変わらない服装でOKでした。あ、靴の中にカイロいれたのでそれがかなり効いたみたいです。

目的はクリスマス市。
4つの都市(ニュルンベルグ、ローテンブルグ、シュツットガルト、ハイデルベルグ)を回ったのですがどこも素晴らしかったです。
あ、最後の日特別にフランクフルトの市場もみました。予定になかったのですが何故かガイドさんが予定を組み込んで下さったので。(予定外の事に渋るドイツ人運転手に袖の下を掴ませてまで)(ホントにそう言ってた)(おかしなガイドさんだったよ)
ドイツに行くと言うのに、ミュンヘンもベルリンも行かないと言うのはどうなんだろと思ってたのですが、充分堪能。
城とか教会はあまり行けなかったけど、建物やらなにやらがいちいちカワイイので楽しかった。
ものは全部古いのですが、歴史を感じさせると言うか、可愛いんだけど重圧感がある(ヨーロッパは割とどこもそうですが)。
日本の寺院とかに通じるかもしれない。
通じると言えば、ドイツは日本にかぶりますよ。割と。日本人は住みやすいかも。(ま、ドイツ語を覚えればですが)
ドイツ語難しくてね……英語で大丈夫だろ、となめてかかって全く勉強しないで行ったら、トイレで男子だか女子だか分らなくて困った挙句、こっちかなと思って入ったら男子トイレでおじいちゃんと鉢合わせしてしまった。
その上間違えたというのが恥ずかしかったので、どうにかして自分が男に見えないかと思考を巡らせて、結局普通の顔で入って出ることにしたんですがちょっと無理があった。
hetten、とか何とか書いてあるのが男なんですよ…demmanとか何とかの方が女……manだからこっちが男かと思ったんだよね…(マダム、のダームらしい)(ドイツ語詳しい人には馬鹿だと思われるだろうな)。
ドイツ、トイレ事情イイですよ!かなり清潔だし、殆ど無料。有料はいくつかあったけど、「さすが有料」と納得するくらいの綺麗さ。
用が済んで流した後、自動的に便座がクルクル回って消毒スプレーをかけてくれたりするし。町中にも公衆トイレいっぱいあるし、紙がないって事もなかった。
食事も概ねおいしかったです。ちょっと野菜少ないなというのと油多いなというのが気になったけど。
途中人の分まで奪って食べた。(友達が体調不良であまり御飯食べれなくて…残っちゃって勿体無いから)(ポークカツレツを二人ぶん…)(その後ホットドッグ食べたらさすがにお腹が一杯になりました)
ベタですが、やっぱりおいしいよ、ソーセージ。結局これが一番おいしかった。
でも食べ物より何より……………酒が美味しくて……………!!!
ビール、私苦手なんですけど、もー何飲んでも美味しい。もっと飲めばよかった。唯一の後悔。
それとワイン。時期的にどこの屋台でもホットワインが売られてるの。マグカップに並々と注がれたホットワインがもう有り得ないくらい美味しくて、がぼがぼ飲んじゃった(……)。
どの市場でも飲んでた。ハイデルベルグのが一番美味しかったな。
もちろんワインはお土産に買いました。2本だけ。だって高いから。
アイスワインが美味しい!試飲が出来たのでガンガン飲みました(……。)。アイスワイン……ブドウが凍るまで待って絞ったやつ?あれ、説明書どっかにいってしまった……。でも高いんだよねー。日本だともっとするんだそうで(その前に中々手に入らないと言ってたけど)。
お正月に空けるのが今から楽しみです。

ほぼ満足だったんですが、ひとつだけ致命傷的に気になることが。
ドイツ、物価が高いよ。

内税で消費税15%ですから仕方ないんだろうけど、もう何から何まで高くてさ……イギリスも高かったけど。
クリスマスオーナメントとかしこたま買い込む予定でしたが、買う気にならなくて。
だって3センチくらいの小さいオーナメントが、平気で12ユーロとかするんだもん。(1ユーロ大体137円くらい?)
シュタイフ社のクマに至っては日本円で何万とかするから!まあ有名なブランドなので仕方ないが。
約2万円のクマのぬいぐるみ(1500体限定)を買おうか悩んでいた私の友人に、店のおばちゃんが堪能な日本語で「これ10年したらクルマ買えるよ(そのくらいの価値になるよ、という意味)」と言っていた…………。
クルマと言えばさすがで、タクシーもバスも果てはゴミ回収車まで全部メルセデスベンツでしたよ……まあ日本の国産車みたいな扱いなんだなー本国では、と思いました。

あと、お菓子とかあまり食べれなかった。美味しそうなケーキとかあったのに。
唯一スノウボールというローテンブルグで有名なお菓子をカフェみたいなとこで頂きました。でかかった!おいしかったけど。
メニューもドイツ語だと何だかよく分らなかった。勉強して行くべきだった(ちょっとくらい)。
出発前、ものすごく忙しくてガイドブックすら買わなかったので………。
今度行く時はもっと準備して行こう……。
でも本屋で英語が通じて嬉しかった。後おもちゃ屋で、通じなくてもイイ英語が通じて笑われた(モノが高いと文句言ってた)。ついでに値切ったら断られた。うーん、ドイツ人生真面目で頑固。(そういう問題?)
でもカフェでおばあちゃんが突然ドイツ語で話しかけてきて「?」と思ってたら、にっこり笑って「Merry Christmas!」と言ってくれたのが印象的でした。ドイツ語では何て言うんだろう……(勉強しろ)。

まあクリスマス市場となると家族連れが多くて、子どもが多いんですが。
可愛いよね〜外国の子どもって。
でもどんなに可愛い子どもでも、私にとっては、日本から持って行った写真の健の方が可愛かったよ……(ダメだこの人)。


こんなオチか。


最近の読了本
『レベッカのお買い物日記2』
あのーこの本面白い。1がすごくまとまってたので2はどうかなと思ってたんだけど、面白かった。前半は相変わらずヒロインが救いようのないアホですが、話にメリハリもあるし、後半自分の力で立ち直るヒロインは、とても素敵に見える。私は大好き。
一番好きなキャラは元銀行支配人のスーミス氏です。結婚するならこういう人がいい。
『ツ、イ、ラ、ク』姫野カオルコ
ワー長いと思って読み始めたのにあっという間に読んでしまった。ドイツへの出発前日に読んだので出発日は寝不足だった。
恋愛小説。
としか言い様のないお話。
私の中の恋愛小説の頂点は安吾の『青鬼の褌を洗う女』と町田康『夫婦茶碗』ですが(今の所)これは頂点ではないけれど「恋愛小説」というカテゴリの中心においておきたい感じです。
2003年12月20日(土)

ニッキ / 松

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