『容疑者Xの献身』 |
キャラメルボックスのお芝居を見てきました。 内容は、原作も読んだし映画も観た身としては、どうしても表現方法や原作との相違点なんかに気がいってしまうのですが
原作に大変忠実だったよ。 原作をナレーションのように読むシーンがありまして、最初はアレ不要じゃないかなと思ったのですが、舞台で表現しづらかったりする部分はどうしてもああいう演出が必要なのかなとも思いました。 個人的には今でも不要だと思っているのですが、そうしないと意味が分からない、という事になりかねない。自分は原作知ってるからいいけども。
岡田さんが湯川を演じていて、岡田さんの声がすごくステキだったことを思い出しました。 西川さんは石神に合ってたなあ。石神のキャスティングが肝な部分もあるのでそういう意味ではよかったと思います。
西牟田さんは「あわれ彼女は娼婦」以来でしたが相変わらずすごいなあと言う感じ。迫力がある。 川原さんはTVで見るのと姿かたちが全く同じなので驚きます。 スラッとしててすごくかっこいい方です。
キャラメルらしく、随所にコミカルなギャグもちりばめてあるのですが、全体がかなり重い内容なのでちょっと・・・難しかったなあ、タイミングとかが。
映画で石神が刑務所の天井を見上げるシーンが一番泣いたんですけど、アレは映画オリジナルなので舞台版には勿論ありません。 舞台版の一番の泣き所は最後の最後、湯川の台詞です。 それまでは、石神の最後の手紙とか花岡親子との出会いとかがちょっと涙腺を刺激したけど泣くまでではなかったのですが。
アレ原作にもあったかなあ。
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2009年05月17日(日)
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