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2002年07月12日(金) 不可能を可能とできるならば。






根拠なんて無いけれど。

未だにアノコが帰ってきて、
アノ部屋に帰ってきて、
私の部屋のドアをノックしてくれる気がして。

堪らない。


根拠なんて何処にも無いけれど。
そんな希望が、
頭から離れない。


今でもYが此処にいる気がする。
酷い妄想。

暑さの所為ね、きっと。


この季節になると、思い出してしまう。
アノ子の事。
競技場の前を通ったら、
甲子園の地方予選のビラ。

ねぇ、貴方はまだ覚えてるかな。

甲子園、行けなかったけど。
貴方はとても満ち足りた顔をしていたから。
私も泣くのをやめて、
笑う事にしたの。
悔しいけど
そこで泣くのはもっと悔しいから
めいいっぱい笑った。

私には命の価値なんて分からないけれど。
その時の貴方の笑顔は、
きっと私の命より、
はるかに重いモノだって事はよく分かった。



人が、人を殺す権利は無いと、
誰かが言ってた。

だけどそんな人を裁く権利も無いと。

結局矛盾する事でしか、
答えなんてモノは出せないのね。
ハッキリとした形がいつか出たとしても、
誰もそれを信じないだろうよ。

いつか苦しみを味わいたまえ。
アーメン。
なんてね。



人を殺したら、どうすればいいのかしらね。
自分が死んだって、
誰の命が帰ってくるわけでもないし。

償えば、償うほど、相手も、自分も。
悲しい事だって、ある。



人の命の価値なんて、決めた事無いから分からないけれど。
大きい小さいに関係なく、
「今」生きている人は全て、
平等でいなければならないと思うの。

殺人者だとしても、、
被害者だとしても、、
今、生きている間は。

守られなければいけない存在なのだ。
という事を、知った。

結局、どういうことを考えても、
矛盾することでしか誰も納得してくれないのね。



何の関係も無い人が。
人を裁く世界の制度は、
可笑しいし、悲しいと思う。

だけどやっぱり、
そうすることでしか、
平等という言葉は生まれない。

どうやったって、
一番正しい答えなんてものは、
つかめないのね。



熱い。


耳鳴りがする。


日々という物は、
続けば続くほど価値を失っていく。
私も一日一日、
価値の無い人間になる。

それでも何も消せないまま。

今日も明日も明後日も。

私は此処に、
立ってるんだろう。




最後の一瞬。
貴方は何も言わなかったけど。









それは不可能だって、知っていたけれど。











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