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2003年02月15日(土) 現実なんて消えればいい



現実なんて消えればいい。
あたしはずっと、そう思ってた。
架空の世界に逃げたいと思ってた。
だからシュミレーションゲームが好きだった。
空想が好きだった。
どうしてこんなに暗いのか、本当は分かっているのだけど
例えそれが理由なのだとしたら
あたしは本当に馬鹿な人間になってしまうので、考えるのを止めた

あたしはずっと、如何して自分だけがこんなに辛いんだろう、って考えてた。
神様が本当にいるなら、そいつはなんて不公平なんだろうって。
意地っ張りな自分が世界で一番大嫌いだった。

あたしには、どうしようもできないことがたくさんある
だけどそれは何処かで区切りをつけたり諦めたりして
少しずつ捨てていかなければ
あたしはその重さに耐えかねて、生きることさえ止めてしまう
たくさんの事柄を全て背負って生きていくには、あたしはあまりにも弱い
生きるのが不器用なのは仕方の無い事で
だけどあたしは、何も諦めたりしたくなかったんだ

諦めたり、見放したりして、全てを放り投げていく自分が
悔しかったし、悲しかった
そうして生きていくのは、とても苦しい
負けたくないのに、そうするほかない、という現実は痛い

そんな中で生きていくくらいなら
現実なんて消えてしまえばいいのに、って
あたしはずっと、そう思ってたんだ






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