2003年05月06日(火) 良い女でいたかった
しんどいよー。
なんかもう全部がとにかくうざくて。
面倒だよ。
眠りたい。
あの子が好きだと言った野球がしたいと思った。
今体育の授業ソフトボールなんだけどね。
すっげ、楽しいです。
あの子のおかげでルールも結構分かるし。
あの子はこういう気持ちだったんだ。
こういう風を感じて、こういう空をながめて、
こういう緊張感を感じながら
ああやって笑うあの子がとても好きだった。
野球が上手いとか下手とかそういうのは全然関係なくて
(どっちかというとあの子は下手だったのだと思う)
レギュラーじゃなくても。
例えば補欠でも。
それでも野球が大好きだって笑う人。
あの子はいつだって野球に一生懸命だった。
あたしはあんなに楽しそうに野球をする人を見たことが無かった。
もちろん、今でも。
誰もあの子の笑顔には勝てやしないんだ。
本気で野球を愛してた人。
そういうあの子がとても好きだった。
ボールを追いかけるあの子が好きだった。
とても、とても。
とても、とても、とても。
とてもあの子を愛してた。
あたしを振り向かないと知っていながら
あたしはいつだってあの子が振り向いてくれる気がして
背中を見つめるばかりだった
どうしてこんなことになってしまったのか。
友達でさえいられないなら最初からこんな想い捨ててしまえばよかった。
普通にしゃべれることがどんなに幸せなことか
あたしはなんにもわかっちゃいなかったんだ。
想いを伝えるのは所詮自分の自己満足だ。
馬鹿みたい。
あたしはあの子を困らせてばかり。
けれどほんとうは、良い女でいたかったんだよ。
物分りが良くて、あの子を困らせたりしないような。
そういう女でいたかったのに。
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After
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photo by nezi-shiki