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2003年07月30日(水) 独りじゃなきゃ生きられない人間もいる



死にたい、と思った。
とても軽々しく、簡単に。
ただ、死にたい、と。

だめなんだよなぁ、名作って。
タッチすっげ好きなんだけど、あれ見てると気が滅入る。
たっちゃんの気持ちが恐ろしいほどよく分かるんだ。
恐ろしいほど。
切ない気持ちで一杯になって、あたしは泣きたくなる。
優しすぎるのは意地悪なのと同じくらい性質が悪い。

そうしてぼーっとテレビを見ながら、
何故だか泣いた。
最近、とても沢山の事があった。
死にたい、と思った。
どーすれば良いのか分からなかった。
どーしたいのかすら分からなかった。


何にも頼らずに生きていきたいって切実に思う。
あたしは結局独りで生きていきたいんだ。
あの子のこともそうだった。
結局最後で独りで生きる事を選んだのはあたしだ。
あの子はあたしに無理強いをする人じゃないって分かってた。
分かっててあえて独りを選んだ。
結局なにもかも原因はあたしなんだ。
言葉ではなんとでも言えるし、あたしはちゃんと人間を愛せる。
それなのに結局独りを選ぶ。
あたしは恐ろしいほど馬鹿だと思う。
こんなに独りが好きだなんて異常だ。
人間は独りでは生きていけないと思ってた。
でもあたしは独りでないと生きていけない。
あたしを分かってあげられるのはあたしだけだ。
他人がどう思っててもあたしはちゃんとあたしの事を分かってる。
事実を知ってる、真実を見てる。
あたしは、あたしがあたしを分かっているという事実だけで十分だ。

独りで生きる事を選んだし、今も選んでる。
あたしの選択は間違ってるかもしれないけれど。
でも、あたし、今、幸せだから。
もう、なんでもいいや。




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