謎の三味線宇宙人 - 2002年03月31日(日) 昨日30日、国立演芸場で『マジックフェスティバル』を観た。日本の古典奇術、『和妻』を中心としたもので、和紙をひねって作った蝶が扇子のわずかな風で生きているように舞う『蝶の戯れ』や、水芸といった情緒溢れる和のパフォーマンスは見ごたえ充分だった。 奇術も素晴らしかったが、生のお囃子は聴けば聴くほど良いものだった。メタルファンとしては三味線に特に興味が。私としては太棹の津軽三味線の方がカッコいいと思っていたのだが。 ところがここに、奇術の合間に1曲舞台をつとめた『六九屋裕光』なる三味線奏者がいる。西暦3000年からやってきたこの三味線奏者は、現在の長唄杵勝派師範杵屋裕光師匠の子孫であるそうで、銀ラメのコスチュームに身を包み、電飾を光らせながらデジタル三味線でロックを弾きまくるのである。 杵屋裕光氏は3歳で初舞台をふんだという、もう生え抜きバリバリの三味線奏者だそうだが、思っていた以上に邦楽界は懐が広いようで…もっともマスクをしていないと破門されるというウワサもあり(笑)。 とりあえず発売されているというCD『六九三味線』を買いに行こうと思っている。 -
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