竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

化け物まだあ? - 2003年06月10日(火)

今日のご本:「暗黒神のくちづけ」C.Lムーア 「屍鬼(上)」小野不由美

友達が貸してくれたファンタジイのアンソロジーに「ジョイリーのジレル」シリーズが一作入っていたので、思い出してジレルシリーズをまとめた「暗黒神のくちづけ」読んでみました。
この本昔から何回も読んでるんだけど、何故かちゃんと理解できた試しがないのです(笑)。たぶんこれでもかという幻想的なイメージ描写と官能的で観念的な世界についていけなかったからでしょうな。今回読んでみてようやく何を言わんとしているか分かったような気がしました。今頃になって…(笑)。小学生の時には何が何やら(そりゃそうかも)。そういえばノースウェストスミスもそうだったなあ。ドタバタSF活劇を期待して読んだ自分が悪かったんですけど!松本零士先生の挿絵が秀逸。

はずみで図書館で借りた「屍鬼」をうっかり読み始めてしまい、ずるずる引き込まれて止まらなくなってしまいました。二段組みであのぶっとさ!しかも山のなかの鄙びた村の情景描写と村人の描写が長い長い(笑)。タイトルからして化け物がイパーイ出てくると思って期待してるんですけど。上巻の後半にさしかかってもなかなか化け物出てこないなあ…。だんだん村人の死ぬペースが速くなって良い感じなんですけど(笑)。
しかし不思議なことに日常的な描写が多くても飽きないんですねこれが。小野不由実読むの初めてなんですけど、これはかなり筆力のある人なんでしょうなあ。

村でたった一人の都会的ひねくれ者医者萌え(笑)。ちょっとマゾっぽい心優しい若住職も萌え。この二人が幼なじみでよく絡むのもちょっと萌え←そういう角度で本を読むなとあれほど以下略。


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