竹裡館の怠惰な日々...竹裡館住人

 

 

いのせんす - 2004年03月16日(火)

攻殻機動隊のファンなので「イノセンス」を鑑賞して参りました。

すごいですな!あの映像美は!
アレは一見の価値ありです。
凄すぎますな!
凄すぎてストーリーが頭に入らない…←馬鹿かも。
その辺も含めてさすが押井守監督ですな(笑)。
「人形」とか、生命と無生命のあわいとか、テーマも好きなものですし。

好きなバトーとトグサがたくさん見られて嬉しかったんですが、どうかなと思うところもあります。
前作「攻各機動隊」見ないとたぶん訳が分からないということ。
あと、禅問答が多すぎやしないかなーとも思います。
好きなんですけどね、禅問答。
ミルトンとか詩編とか孔子とか、この手の引用が多いのも好きなんですが。

トグサの台詞じゃないが、
「そろそろ現実的な話をしませんか」
てことですかな。

さて中居正広主演でドラマ放送中の「砂の器」の原作をようやく読みました。
有名な作品ですが、昔映画化された時も観てないし原作も初めて読んだという…。
有名作品を読まない癖はいけないなーと思います。

それにしてもコレ、原作は昭和三十年代が舞台で…それだからこそ和賀の素性の隠し方も放浪の必然性もあり得たわけですが、現在これってなあ…。

和賀のやってる音楽も、原作だと「ミュージック・コンクレート」なる前衛音楽なのですね。それがトリックに結びついてくるわけですが…。
前衛音楽ってジャンルも近年とんと人気がないし、ドラマで普通の作曲家にしちゃったわけも分かるんですが、それだと原作にある事件はばっさり切り捨てですなあ。

無理とは思いますが、ラーメン博物館ばりに昭和30年代を再現してドラマ化してみて欲しかった。
撮影大変だろうけど(笑)。



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