英国留学生活

2003年01月19日(日) 「二つの塔」字幕

日本ヘラルドが、「社内で行われる試写会に出席し、
字幕についての意見を聞かせて欲しい」と、
現在の字幕改善活動の中心人物を招待した。
結果、
「TTT本編の字幕は、第一部劇場字幕より格段に、
さらに全体としてDVD修正字幕よりも上の水準で出来上がっている」
とのこと。
改善活動を推進されていた方々、お疲れ様でした。

「寝耳に水」発言はどうなるのかとか、気になる点もなくはないが。
これで活動が終了になればいいなと願っている。
誰も、字幕書き取りなど二度とはやりたくはないだろう・・・。
聞くだけで、大変そうだ。

報告を読んでいて、日本ヘラルドの担当者は、
本当に字幕をよくしようという意欲はあったようだ。
しかし、顧客のクレームの窓口さえもないような企業で、
顧客とのコミニュケーション不足が随分とたたったようだ。
公式サイトは、いくら外注でもちゃんとチェックした方がいいですよ・・・。
日本に帰ったときに読んだ「サンデー毎日」のなかの、
「第2部の字幕の体制は万全で・・・。担当者は疲れた顔で・・・。」
というのは、本当の話だったのかなと思う。
(それにしては予告編はなんだったのかな・・・。)
それにしても公開前に、(いや、後だと手遅れなんだが)
字幕に関してファンの意見を聞くというのは画期的な気がする。
映画業界に付いては何も知らないけれど。

ジャパンタイムスでも、最近取り上げられていたが、
肝心の映画雑誌では、取り上げられなかったように思う。
それって、どうなんでしょうね。
確か論争初期の頃に、映画雑誌のBBSで業界の人が、
字幕改善運動などやっても無駄、そんな事できるわけがないという
かなりネガティブな論調だったし、そういう認識なのかな。
映画評論家による感情的な戸田氏擁護もあったようだし。

ともかく、今回の対応で日本ヘラルドには何をしても耳に入らない、
という焦燥はなくなったと思うので、まずはめでたい。

参考に。


The long expected...


 < auld lang syne  INDEX  retro future>


psy [MAIL] [HOMEPAGE]