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こんばんわ。ゆみなです。
るるの研修も終盤にさしかかり、八木さんの鼻毛ともまもなく別れなければならないようだ。 別れがよほど辛いのか、 「とても『いれぎゅりゃ!』を書けるような状態ではない。ゆみな、代わりにかいてくれ。」 というメールが来た。 自慢じゃないが恥は誰よりもかいていると自負している。 もっと自慢すると恥だけじゃなく尻も掻いてるし、ここんところ精細も欠いている。 こんなにあらゆる場面でかいている私に尚且つ『いれぎゅりゃ!』まで書けとは。 しかし、他ならぬるるの頼みとあっては一肌脱がないわけにはいかない。 実際に脱いだらダンナに「頼むからそれ以上は脱ぐな」と叱られた。 長い前置きだった。 さて、あゆはMくんが大阪に行った途端、都合よく高熱が出たようだ。 最近Mくんの安否を憂えていた私は、久々にMくんの近況を聞けると思って楽しみにしていた。 あゆの日記にも書いていたがMくんは度々忘れた頃に『いれぎゅりゃ!』に登場する。 正確にはそろそろ記憶から抹消したい頃に出現するのだ。 読み返してみると、私もこの日に書いていた。 その時もMくんには会っておらずメールだけだったので実際に生きているのか死んでいるのか疑心暗鬼だった。 私は以前、Mくんと二人で大阪に行ったことがある。 行きの飛行機も泊まるホテルも帰りの飛行機も一緒で、いつ道連れにされてもおかしくないほど行動を共にした。 私たちがどんなに二人で「不倫旅行だ」と言い張っても誰も信用してくれず、 「あんたたちがもし同じ部屋で泊まったとしても、ゆみなに潰されてペラペラになってるMくんがいるだけだ」などと言われたものだ。 男と女の間に友情は成立しないと言われるが、少なくとも私たち3人とMくんに限っては愛情は成立しない関係だろう。 Mくんと私たちは男女間を超越した関係なのである。 がしかし、これはMくんが決してブサイクな男だからということではない。 私たちはブサイクな男とブスは嫌いなのだ。 見た目が悪い人間は中身も悪いに決まっているという偏見を私たちは持っている。 というより、ひねくれた性格は顔に出ると思うのだ。 その点、Mくんはこれに該当しない。 いつもニコニコしていて私たちが何を言っても「なんでやねん」と大阪人でもないくせに関西弁を使い、 どんな暴言を吐いても「うるへー」と昔流行ったセリフを繰り返すだけだ。 また髪の毛が少々不自由なのだが、そのことに関しても決して卑屈にならず、 それどころかそれで笑いを取ろうとするあたり見習いたいとさえ思ったものだ。 何もせずにただそこにいるだけで笑いをとれる人というのはそうそういるものではない。 羨ましいくらいである。 私たち3人はとてもMくんが好きだ。 あゆが都合よく高熱出たのも、Mくんと会うことを心待ちにした結果、興奮しすぎたせいであろうと思われる。 今回、あゆの口からMくんのことを聞けなかったことはとても残念だが、また近いうちに東京で4人で会いたいものだ。 その時はまた恩師になってもらおう。
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