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2004年07月01日(木) 北の国

っていうシコ名の相撲とりいたっけ?
こんばんは。あゆです。

不思議だ。
「力士」というと強そうだが、「相撲とり」というとただのデブのような気がする。「おすもうさん」なんて言い方もあるが、
プロ野球選手を「お野球さん」とは言わないし、「野球とり」ともいわない。
野球は「する」もので「とる」ものではないからだが、だからといって野球選手を「野球しい」とも言わない。
それにボクシングを観戦している人はみな険しい顔をしているのに、
相撲観戦している人は、なぜかニヤニヤしている。
さらに勝負がついたら大爆笑しながら拍手をしている。
一度でいいから朝青龍に、「なにがおかしいんじゃいっ!」と一喝してほしい。こんなときこそ本性を出せばいいのに。
ほんとに相撲って不思議。
どうでもいいことに字数を費やしてしまった。

ここから田口トモロヲの声で読んでください。

それは今日の夕刻だった。
仕事を終え、電車に乗ったところ車内は空いており、空席があった。
座席に座り、ふと足許を見ると1つの空き缶があった。
降りるのが次の駅なら...わたしは思った。
さっさと空き缶を持って降り、ゴミ箱に捨てるのだが、
乗った駅から自宅の最寄駅までは10駅くらいあった。
空き缶を拾い上げて10駅持っておくのもどうかと思った。
次々に乗ってくる人が「このおばはん空き缶捨てよったな」と思われはしないか...それも不安だった。
その時だった。
空き缶がころころと向かいに座っていたオヤジの足許に転がっていった。半分眠っていたオヤジは気づいていないのか、オヤジのつま先に当たった空き缶は、再びこちらの方にむかってきた。
こちらに来るのか...固唾をのんで見守っていると、空き缶は、わたしの隣に座っていたにいちゃんの足に当たった。
にいちゃんもまた気づいていないのか携帯を見たままだったが、何気に動かした足に空き缶が当たった。
すると再び空き缶はオヤジのもとへ帰っていった。
オヤジは正面を見たまま少しだけ足を動かした。
しかし、足は空き缶に当たらなかった。
オヤジは唐突に足を組み変えた。
あくまでも対面の窓の外を見ながら...。
しかし、地下鉄の窓の外は暗闇。わたしの後ろ頭とオヤジの顔が映っているだけだった。
オヤジは右足を上げ、左足の上に乗せようとした。しかし、オヤジの短い足では、思い通りにいかなかった。
その時、わたしは見た。
オヤジが顔は真正面を見たまま、目線だけ下に動かしたのを。
さらにオヤジは、少し座っている位置を前にずらし、組んだ足をもとにもどそうとした。これで空き缶は確実にオヤジのもとから離れる筈だった。
だがその刹那、電車が止まってしまった。
次の駅に着いたのだ。
その勢いで空き缶は勝手に転がっていき、
オヤジの席からは遠く離れた場所へと行ってしまった。
空き缶とオヤジの長い闘いがようやく終わった。
オヤジはしっかりとその空き缶を目で追い、その所在を確かめると
安心したように眠り始めた。


♪ヘッド〜ライト・テールライト〜 旅は〜まだ終わら〜ない

長いわりにはしょうもなかった出来事だったが
電車を降り、疲れ果ててバスを待つわたしに追い討ちをかけるように
見知らぬおばあさんが話しかけてきた。
吹田市の市長が変わって市役所の対応が悪くなったという内容だった。
因みにわたしは吹田市民ではないので、はっきりいって全然関係のない話だった。それでも人のいいわたしはおばあさんの話を笑顔で聞いていた。
うわっ。このおばあさん歯が一本おきにしかないやん...と思いながら。
延々と語られる不満を適当に聞き流している中に1つだけ印象深い話があった。

「あんたなあ、それでわたしがな、窓口で パンフレンド ちょうだい言うたんや。そしたら『あそこにあるがな』言うてあごでさしよるんやで。バカにしとるやろ?」

パンフレンド....。パン友達?

ああ、疲れた。

あ、ゆみなお帰り。




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