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2004年07月28日(水) あゆの心理

先日「日本一の貧乏」を自慢した後、あゆから

「明日から産みに行って来る。日曜の夜に帰る。携帯からゆみなの日記を読むのでよろしく」

という内容のメールが届いた。

私はこの何の変哲もない文章から、現状のあゆの心理を読む取ることに成功した。

まず、あゆは日本一の貧乏の座を奪われたショックから、明らかに思考回路、それも善悪の判断がつかない状況に陥ってる。
海という不特定多数が訪れる場で己の水着姿を晒すということが軽犯罪に当たるということに気づいてないようだ。
それとも体重が重いというコンプレックスから「軽」がつくものであれば、なんでも「良し」と決め付けているのだろうか。
また、暑さにやられたせいか、完全にギャグの回路まで麻痺している。
本人としては「産みに行って来る」の一文で笑いを取ろうとしたのだろうが、完全に外してしまっている。
これがもし普通の人が言ったのであれば「産みだってぇ〜!」と笑い飛ばしたことだろうが、ことあゆとなると
「ああ、やっぱりあゆはウミガメだったのね」と、そのまんま解釈されてしまう可能性があることを分かっていない。
それだけではない。
私はこのメール文の行間から、あゆの驕りが滲み出ていることを読み取ってしまった。

「明日から海に行く。携帯からゆみなの日記を読む」

これはいったいどうことだ。
自分は日曜まで海に行くが、貧乏人のゆみなは絶対に海には行けっこないだろうと確信しているではないか。

最初、あゆは「日本一の貧乏」の座を奪われたことに少なからずショックを受けていたはずだ。


今まであゆの人生において、一番になったことは小学生の時の健康優良児と歯並びコンテストくらいだった。それが大人になり初めて手中に収めた栄光が「日本一の貧乏」の椅子だったのだ。
それが、あっさりと私に取られてしまったために、物事を冷静に考えることが出来なくなっていた。
あゆの今のマイブームがマツケンサンバという地味なんだか派手なんだか分からないってのが、冷静さを失ってる証拠だ。
しかし、あゆもバカではない。
よくよく考えてみると、「日本一の貧乏」というのは栄光でもなんでもなく、ただの恥さらしだということに気づいた。
そうと分かった瞬間、私を蔑みの目で見るようになった。

絶対に日本一の貧乏人のゆみなは海には行かない。
その点、私は二位だしさ。子供たちも夏休みになったことだし、家族で海にでも行って、ちょっとしたバカンス気分でも味わってこようかしら。
でもバカンスったって、やっぱりまだまだ私も日本で二番目の貧乏人だからさ、海外とかホテルのプールってわけにはいかないわ。でもね、海だったらタダだしね。ええ、なんてたってタダよ。タダ。海に入るのに「入海料」を取るとこなんてどこにもないわ。せいぜいかかるとしても海までの交通費くらいなものね。それだって家族4人、自転車に乗っていけばタダよ。
宿泊だって、そこらへんの砂浜に寝ればタダよ。食料だって密漁すればこっちのもんよ。


とばかりに、私に対しての驕った態度が、メールの行間から垣間見えるのである。



私は悔しかった。
いや、海に行けないことが悔しいのではない。
また、あゆが私を蔑視したことでもない。



「マツケンサンバ」ネタをあゆが先に書いてしまったことが悔しくてたまらない。




そこかよ!!





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