あの雪道の中あえなく引き返してきたのが2週間前。 でも絶対に全面凍結している山中湖を見たい殿は今日こそ!と決めていたらしい。
いつもながらの朝寝坊の私が「おはよー」と言った返事が「山中湖行くぞ!!」だった。
二週間前の記憶も生々しい私は「今日は大丈夫?どこまで行かれるの?」と不安だったのに。 途中で運転は交代させられるし、殿は助手席でビールを飲んで 「お尻振らないか?」なんていたって暢気。
お昼ごろ出たせいか道路はぜんぜん混んでいなくて。途中でよったガソリンスタンドが唯一の大渋滞だっただけで。 雪道に顔を引きつらせる必要もなく無事に山中湖までたどり着きました。
今日は天気もとても良く。 青空にくっきりと雪を被った富士山と。 本当に一面凍りついている山中湖。 きらきらと太陽を受けて輝いています。
恐る恐る凍りに足を乗せる。
・・・( ̄  ̄;) うーん 確かに凍ってますな。
恐る恐る歩いてみる。
天然のスケートリンクが出現しちゃったような光景です。
足元の氷が何センチくらいあって、そこの水深はどれくらい?と言うのが分からないのでちょっと怖いんだけれど。 そんな状況にもだんだん慣れてくるのが人間の不思議。
チビが岸辺の薄めのところの氷を必死で割って転がしてくる。
(◎_◎;)おっ もしかして・・・・
前々から思っていたことがもしかしたら本当なんではないかと思える事実に。 それは「カーリング」と言う競技。
これは絶対に寒い地方でこうやって湖が凍ったりしたときに、丸い石などを滑らせて遊んだのが発祥ではないかと思っていたんです。 実際。チビが割って滑らせてきた氷の中で10センチ四方ほどのものを、氷に滑らせると面白いように滑っていくのです。 天然の氷なのに、表面は比較的きれいに均されたようになっているけれど。 これが氷を滑らせるのではなくて、石だったりしたら、氷の表面をさらに均してすべりをよくする必要もあるだろうし。 そこでデッキブラシなどの登場と相成ったわけだな。 なるほど〜 と一人氷の上で納得したのでした。
そんなの常識中の常識だったのかも知れないけれど、こうやって実感できるってそんなことめったやたらとあるわけじゃないですよ。
もっともっと遊んでいたかったけれど、氷の上を渡ってくる風はとてつもなく冷たくて耳も凍るほどだし。 岸で待機していた消防車が、「2時になりましたので、氷の上から非難してください」と言うや、氷の上で遊んでいた3家族くらいの人たちはおとなしく引き上げたのでした。 やっぱりこういう氷の上を歩くなんて体験がないものだから、言われたことには素直にしたがってしまうものなんですね。
それにしてもなんで2時だからなんだろう? それは分からないのであった。
ニュースで言っていたような、「わかざぎ釣り」をしているのは見られなかったけれど。
貴重な貴重な経験でした。
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