はなび家の日常

2006年04月16日(日) お別れ

今朝 小屋から尻尾だけ見せているグリコォの尻尾をチビがいたずらしたけれど、何の反応もなかった。
慌てて小屋をどかしてみたら。

すでに息をしていませんでした。

ここ2日ばかり尻尾が動かないと思ってはいたけれど。
最近全然元気がなくて食欲もまったく無くて、動くのもしんどそうだった。
少しずつ動いてはじっとして。そんなのを1週間ぐらいやっていた。
今思えば、台所から玄関、洗面所と移動して最後は机の下でしばらく動かなくなり、そして小屋へと移動したのだけれど。死に場所を探していたのだろうか。
今週の初めだったか、チビがグリコォとお風呂に入ったのに。でも全然水も飲まなかったんだって。

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朝一番に殿が起きると、私が起きるより前にグリコォが小屋から顔を出す。まるで「起きた?」って言いたげに。

鏡に映る自分は敵だと思って、懸命に攻撃していたっけ。

台所に立っている私の足によじ登ろうとしたこともあったね。

元気なころは椅子に掛けてある上着なんかを上って来て、座っている人を驚かしたこともあったね。

家出したか?と思っていたら、押入れの布団の間から出てきたこともあったね。

カーテンを必死で登って、カーテンレールの上から 私たちを睥睨していたこともあったね。

寝転んでいるとまたいで行ったわよね。

何度手を噛まれたことか。

グリコォを捕まえると必ず切り傷だらけになったっけね。

前のパソコンハードの上がお気に入りだったっけ。

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夕方、おばあちゃんちの庭に埋めました。
近所の空き地に咲いていた花大根の花をたくさん布団のように掛けてあげました。
土が直接掛かるとかわいそうなので、タオルもかけました。
お墓の上におばあちゃんが お花を移植してくれました。

最後に。
早く起きないと埋めちゃうぞ、って言ったけれど、動きませんでした。

生き物はいつか死んでしまうけれど。
ものすごくなついて、犬のようになついて、というグリコォではなかったけれど。
死なれてしまうとものすごく悲しいです。


グリコォは幸せだったのかな?
そんなわけないよね。ずっと家の中で生活していたんだもん。
でも 私たちは楽しかった。
グリコォがいる生活って 結構面白かった。

グリコォ、 バイバイ。
やわらかい土の中で ゆっくりお休みなさい。


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