Don't kiss my tail

俺のしっぽ

2002年05月03日(金)  募金 玉金

バイトの仕事が一段落ついた時、店長のフマッチが俺に話し掛けた。

「マスイさん(俺)メニューとか拭くときは、今日からこのフキンで拭いてください。」

「何?この100均っぽい布は?」

「コレ今日買っちゃったんスよ。むしろ買わされた。」

「は?なんで?」

「昼のランチが終わって休憩してたら、店に怪しい女の人が寄って来たんスヨ。
なんか『○○という国では国が学校を建てても、教師を雇うお金がないんです。この布を一枚買えば教師を一人雇うことが出来るんです。あなたに慈悲の気持ちが少しでもあるなら、勉強がしたくても出来ないかわいそうな子達のためにも、この布を買ってくれませんか?』って言ってきたんです。


そんで5枚買っちゃったんスヨ。」

「いくら?」


「5000円…」

「なにそれ詐欺じゃん!!」

「いや、でもこれで教師が5人雇えるし。
っていうか俺ぜってぇバカっすよね!!
なんで買ったんだろ!?
巧みなトークに騙された!!」

「そうか…いいんじゃない?



教師5人雇えるし」

それ以外彼にかけてやる言葉が見つからなかった。


 ←kako
 INDEX
 mirai→


baby [HOMEPAGE]

My追加