学校の教科書とか読んで、なんでわざわざこんなわかりにくい文で説明してんだろう? って疑問に思ってたんだ。
高校の時、数学の先生に言ったことがある。
「説明がこんなごちゃごちゃした文だから俺が勉強する気なくなんだよ。教科書がワリィ教科書が。」
すると先生が言った。 「教科書ってのはねぇ、わざとわかりにくく書いてるんだよ。」
「は?なんで?」 俺はキョトンとした。
「こういう教科書ってのはね、間違いがあっちゃいけないんだよ。 もっと砕いてわかりやすく書けばいいんだけど、それだと『こんな文章じゃあ正確じゃない。他の場合はそうはいえないんじゃないのか?』って、ちょっとでも教科書の間違いを見つけると苦情の電話をするバカな先生がたくさんいるんだよ。 特に先生は暇なのかそういうことが好きな人が多いんだ。 だからちょっとでも間違いを指摘されないように、教科書の作者はガチガチに説明で固めたがんじがらめの文章になってるんだよ。」
なるほどと思った。
たしかに正確ではないかもしれないが、俺は砕いて書いた方がいいと思う。 まず、読んでわかりやすくないとどうしようもねぇな。
肝心なのは、完璧な正確性よりもわかりやすさだと思う。
ゆとり教育で騒ぐのもいいいけどさぁ、学校や文部省もわかりやすく砕いた文章の教科書を指定すればいいのにな。
まぁでも指定するような権力のある人は、たいがい頭でっかちの人で、そういうの嫌いだろうけどな。
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