2年前にミュージカル「ライオンキング」を見たとき、 敵役の叔父ライオン「スカー」の目から見た サブストーリーを作っている人はいないかと思い、 ネット検索したものの、案の定、作っている人は 見つかりませんでした。
スカーは兄である王ムファサの後継者でした。ムファサに 息子シンバが生まれるまでは。 後継者の座を取り戻すべく、シンバを追い落とし、 なおかつ王の座を襲ったものの、外患を取り込んだため、 王国の根幹を揺るがすような失政。支持も得られず、 結局シンバに倒されます。
後継をめぐる叔父と甥の確執は過去の歴史上でも 結構あったような記憶があります。 あと、権力争いの過程で利用した人間が増長して、 厄介な勢力になるというパターンも。
もしシンバが生まれたときに、ムファサがシンバを 始末していたら(これは豊臣秀吉が秀頼誕生によって 後継者であった養子秀次を死に追いやったパターン) ムファサはもう少し生きながらえていたのだろうけど、 逆に支持は・・・ 実際には謀反の芽を早く摘むことで 長期政権を維持したケースもあります。 徳川幕府はおそらくそのケースに入るでしょう。
スカーがハイエナ達の暴走に危機感を感じ、粛清に 成功していたら、シンバのつけ入る隙を 塞げたかも・・・ 世の中には完璧な名君は いないものです。政権の維持は危険分子の処理に かかっているという面もあるのかも知れません。
なお、今のところ別の作品を制作中につき(久々です)、 自分でスカー外伝を作るのはちょっと先かも・・・
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