J1残留争いは、広島の驚異的な粘りもあり(ここで負けたら終りと いう状況で、鹿島に勝ち、神戸・柏との直接対決も1勝1分で しのいできた)最終15節までもつれ込みましたが、ついに決着。
神戸が清水に圧勝しました。前半は清水をシュート0に完封。 後半もそれほど打たせていなかったようです。 神戸サポーターはこの試合を見てて 「シーズン最初からそういう試合をしてくれ」という 気持ちになったように思います。
柏もG大阪に勝利。データを見ると柏がポイントポイントで G大阪の攻撃をしのいでいたように思います。
というわけで、この時点で広島が降格決定なのですが、 それでも広島は粘りました。 (全試合同時刻キックオフなので、広島イレブンは他会場の 結果を知ってプレーすることはないのですが) 結局5−4(90分では4−4)という壮絶なシバキあいの スコアでした(札幌のVゴール勝ち、来年からはJ1、J2ともに 延長戦廃止なのでこれがJリーグ公式戦最後のVゴールです)。
'99年も残留争いは最終節までもつれたのですが、浦和が 90分勝ちが残留条件もかなわず、喜び無きVゴール勝ち だったと思います。
引き分けというのはその試合は「おあいこ」ですが、 片方のチームにとって「負け」に等しい残酷な結果を 及ぼすことも多いです。 '88年のPBLロッテ−近鉄最終戦、'93年のW杯アメリカ大会 アジア最終予選の日本−イラク戦。'99年のJ2大分−山形最終戦、 いずれも「終わってしまっている」チームが「可能性をもつチーム」 の夢を絶つ引き分けでした。
'90年の「熱闘甲子園」のテーマソング 「金網ごしのBlue Sky(by 大塚純子)」の歌詞 (一応、ちょっと言葉は変えています) 「引き分けたゲームは涙も汗も分かち合える」 というのがありました。 広い意味ではともにV逸(予選敗退)を分かち合うわけですが、 手に届く1歩手前で夢を逃すことの涙は 分かち合えないとは思えます。 まあ、終わっているチームも必死で戦うからこそ、 勝利に価値があるのですが。そうでなければ、大相撲で 噂されている「互助会での千秋楽きっちり勝ち越し」に なってしまうでしょう。
広島も札幌も来年はJ2での戦いで、資金面などでも 茨の道ですが、J1復帰を「本気で」目指して欲しい ものです。V川崎や柏が、J2降格したら選手の整理をして 経営規模を縮小するという話を聞いて、正直いって サッカー経営を何と心得ておるのか(`´)と思いました。 確かに経営環境が苦しい状況はわかるけど、そこをなんとか するのが企業努力じゃなかろうか。浦和も京都もC大阪も そこを努力してきたのですから。 本気でJ1昇格・復帰を目指すチームが多くなってこそ、 J2もいっそうレベルが上がり、ここから勝ち上がって 昇格することで、J1もレベルが上がることになるで しょう。
それにしても、地上派のサッカー中継少なすぎ。 衛星・ケーブルが無ければ関西人は京都の試合しか みられないのですから。TV大阪、サンテレビも KBSを見習ってください!!!
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