ねぎぼう業務日報

2002年11月30日(土) 残留争い、決着

J1残留争いは、広島の驚異的な粘りもあり(ここで負けたら終りと
いう状況で、鹿島に勝ち、神戸・柏との直接対決も1勝1分で
しのいできた)最終15節までもつれ込みましたが、ついに決着。

神戸が清水に圧勝しました。前半は清水をシュート0に完封。
後半もそれほど打たせていなかったようです。
神戸サポーターはこの試合を見てて
「シーズン最初からそういう試合をしてくれ」という
気持ちになったように思います。

柏もG大阪に勝利。データを見ると柏がポイントポイントで
G大阪の攻撃をしのいでいたように思います。

というわけで、この時点で広島が降格決定なのですが、
それでも広島は粘りました。
(全試合同時刻キックオフなので、広島イレブンは他会場の
結果を知ってプレーすることはないのですが)
結局5−4(90分では4−4)という壮絶なシバキあいの
スコアでした(札幌のVゴール勝ち、来年からはJ1、J2ともに
延長戦廃止なのでこれがJリーグ公式戦最後のVゴールです)。

'99年も残留争いは最終節までもつれたのですが、浦和が
90分勝ちが残留条件もかなわず、喜び無きVゴール勝ち
だったと思います。

引き分けというのはその試合は「おあいこ」ですが、
片方のチームにとって「負け」に等しい残酷な結果を
及ぼすことも多いです。
'88年のPBLロッテ−近鉄最終戦、'93年のW杯アメリカ大会
アジア最終予選の日本−イラク戦。'99年のJ2大分−山形最終戦、
いずれも「終わってしまっている」チームが「可能性をもつチーム」
の夢を絶つ引き分けでした。

'90年の「熱闘甲子園」のテーマソング
「金網ごしのBlue Sky(by 大塚純子)」の歌詞
(一応、ちょっと言葉は変えています)
「引き分けたゲームは涙も汗も分かち合える」
というのがありました。
広い意味ではともにV逸(予選敗退)を分かち合うわけですが、
手に届く1歩手前で夢を逃すことの涙は
分かち合えないとは思えます。
まあ、終わっているチームも必死で戦うからこそ、
勝利に価値があるのですが。そうでなければ、大相撲で
噂されている「互助会での千秋楽きっちり勝ち越し」に
なってしまうでしょう。

広島も札幌も来年はJ2での戦いで、資金面などでも
茨の道ですが、J1復帰を「本気で」目指して欲しい
ものです。V川崎や柏が、J2降格したら選手の整理をして
経営規模を縮小するという話を聞いて、正直いって
サッカー経営を何と心得ておるのか(`´)と思いました。
確かに経営環境が苦しい状況はわかるけど、そこをなんとか
するのが企業努力じゃなかろうか。浦和も京都もC大阪も
そこを努力してきたのですから。
本気でJ1昇格・復帰を目指すチームが多くなってこそ、
J2もいっそうレベルが上がり、ここから勝ち上がって
昇格することで、J1もレベルが上がることになるで
しょう。

それにしても、地上派のサッカー中継少なすぎ。
衛星・ケーブルが無ければ関西人は京都の試合しか
みられないのですから。TV大阪、サンテレビも
KBSを見習ってください!!!


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