だから猫が飼いたいのに・・

2002年07月13日(土) 「TVが子どもの脳を壊す」って本当?大人はいいの?

「TVが子どもの脳を壊す」AERA 7/15 No.29気になる記事がテンコ盛りだった。

これはずっと以前から何度も危惧されてきた事で、今にはじまったわけではない。
教育の現場で実際に起きている現象とそれを受けてテレビの視聴に制限した後の効果などから
平常時とゲームやテレビ視聴時のα波とβ波の測定などの調査結果が載っており、
乳児の頃からビデオやテレビで受身でいると、コミュニケ-ション能力だけでなく知能の発達なども遅れて行くことが書かれている。
なるほどね、と思いつつ、どうしてこうした記事が繰り返し報道されているのになんら状況は変わらないのだろう。
さらに記事では子どもだけではなく、大人の脳についても書かれている。
正常脳、ヴィジュアル脳、ゲーム脳とわかれていて、2時間テレビ見ていたらヴィジュアル脳となるらしい。
私もビジュアル脳だろうなあ。パソコンの前でもそうなるらしいから・・・
お手玉をやると正常脳になるらしいんだけど・・やるべきか・・(^^;)
そういえば以前、肉体と頭脳が著しく疲労していた時に何故かいつもよりテレビの前にいる時間が増えていた。
そしてその疲労が減ったら、みなくなっていたのだが。やっぱりテレビというものは脳が疲れないのかもしれない。
脳が疲れない(当然体も疲れない)つまりなんの負荷もかかっていないということでシワができないのかもしれない。
発達途中の小さな子どもがそれではやっぱりマズイんではないかと、記事からでなく実体験で思ったりする。
テレビ番組の内容や時間的な問題についてもよく語られるが、またポケモンなどの事件に代表される網膜に受ける刺激などもありましたね。
テレビを見るということがおしなべて受動的であることを忘れないこと。テレビ自体が特別悪いものではないけど、それにどっぷりと浸ることはやはりバランスが悪くなる。
外でも遊び、本を読み、音楽も聞き、誰かと会話をする。テレビが・・というより、それらがバランスよくできない環境が悪いのではないかと思う。それらのどれか1つばかりでも発達に影響するかはどうかわからないけど、やっぱり偏るよね。物事はすべてバランスということか。当たり前だけど忘れられがちですね。
ではどうしたらバランスをとることができるか?大人なら自分でコントロールするしかないけど、子どもは大人が手本になるか指導するしかないよねえ。
そういえば、教育関係の図書で目にした印象的な話で、国語の点数が悪い子どもの母親が学校で先生に相談する場面で「ウチの子は全然、本を読まないんです。国語の点数をあげるには読書だと思うんですけど、どうしたら読書するようになりますか?」というのに教育者が「お母さん自身は読書されていますか?」と尋ねたところ全くしていないということであった。
さらに左近時祥子さんのエッセイでは、電車やバスで率先して席取して、体の不自由な方やお年寄りにも決して席を譲ろうとしないする親子たちを見て、その親は自分が年老いて「最近の若い人は席を譲ろうともしない」とぼやいても仕方ないということをお書きになっていた。

大人になる、ましてや親になるということはなんと責任重大なことであったろうか!最近はそうでもないらしいねっ!
そういえば一億総拍白痴化説を説いた人がいましたね。もうその予測が現実になっているのかもしれないねっ。

「宝塚トップはハローグッバイ」「太りたい体」という記事も気になるンだけどもうこれ以上は長くしたくないので終わる。


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