脱毛エステの予約日に、どうも予定が入ってしまって、 キャンセルを繰り返していたら、ずいぶんご無沙汰になってしまった。 本当はその間、自己処理してはいけないのだけど、 さすがにこの半袖の季節、そういうわけにもいかないので、 こそこそと抜いていた。
お店に行ったら、まず部分の写真撮影。 「ずいぶん、生えなくなりましたね〜」 「え…ええ、そうですね〜」 …だって、抜いてたんだもん。
毛が減ると、通う回数が減ってくる=儲からない。 という図式が浮かぶのか、 脱毛後、抜いた部分が赤くなるので冷却シートをのせて冷やしている時に、 いかにも営業って感じのお姉さんが現れて、 他の部分の脱毛を進めたり、あとどれぐらいかかるから、 チケット(20万!)を買ったほうがお得だと説明したり、 専用の化粧品(これも市販品より高い)をつけないとどうなるか、とかとか… こっちはベッドに寝て、腕を上げたまま脇を冷やしている状態で、 席を立つこともできず、延々と聞かされつづけるんですよ、これが。 お金が無いからと、なんとか断わると、 今までのニコニコ顔が、なんとなーく冷たくなったりして。怖い怖い。
『お客さんのプランに合わせて』とか、 「お金が無くても安心』とかうたい文句はあるけど、 意志の弱い人や、気のいい人は、 この営業トークに負けて、かなり散財させられるんじゃないかな。
コンプレックスがあって、やや恥かしい気持ちもあって通っている人たちに、 その悩みを逆手にとって商売をしているわけだから、 表面のニコヤカさとは裏腹に、けっこうえげつないです。
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