昨日、彼と映画を観に行った後、 ちょっとドライブして、また駅近くの居酒屋で夕飯。
彼は楽しそうに自分の話をしていて(←元カノの話なんかも) 私はほとんど話すこともなく、聞き役に徹していた。 そしてポツポツと私が話している途中に、 時計をチラと見た彼が「時間だから帰ろうか」って…。 確かに電車の時間が近づいていたけど、 まだ、話の途中だったのに。
私はカチンときて「ええ、もう帰るわよ」と、 勢いよく席を立って、お金を払ってエレベーターに乗り込んだ。 慌てた彼が「どうしたんだよ」って追っかけてきたけど、 もう頭にきて、また泣けてきて。 「人が話をしてる途中なのに、帰ろうは無いでしょ。帰るわよ」 「どうしたの、急に」 彼は全く理由がわかっていない。 「だって…私の話聞きたくないんでしょ?もう、帰るよ」 「わかった、わかった。話聞くから、もう少しいようよ」 今更、遅いっちゅうの…。 「話聞くからって…じゃあ、今まで私の話、聞いてなかったんでしょ?」 「なみだって、俺の話半分ぐらいしか聞いてなかったんだろう?」 「ちゃんと聞いてたじゃない」 自分がそうだからって、人もそうだなんて思うなよ!って、また泣けて。
引っ込みもつかないし、駅まで歩こうとする私を引き止めて、 手を握って逆方向に引っ張っていく彼。 「泣くなよ。そういうのやめたほうがいいって」 人の言うこと聞いてくれないんだから、 もう無言の抵抗しかないじゃない。
寒い中、歩き回っているうちに段々気持ちも治まってきて、 結局はごめんねと謝ってしまう私。
それにしても、今まで男の人の前で泣いたことなんてなかったのに、 彼の前では泣き癖がついてしまったみたい。 泣くほどのことじゃないのに、会えて嬉しいはずなのに、 なんで泣いてしまうんだろう。 たまにしか会えないから、どこかでいい人を演じて、 ムリしているところがあるのかもしれない。
別れ際に「今日は会ってくれてありがとう」って言ったら、 「だから、会ってやったんじゃなくて、俺が会いたかったからでしょ?」と 訂正され「また会おうね」って言ってくれた。
でも彼は、自分の自己満足のために会ってるんじゃないかな…。 そんな風に、素直になれない自分が嫌だ。
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