*蒼天おぼえがき*


2009年02月14日(土) 浮世絵。
浮世絵版画摺り実演会(アダチ伝統木版画技術保存財団)@目白。

知人にくっついて行ってみました。この日の実演は歌川広重「月夜桃に燕」。定員30人のところ40人ぐらいで、私たちは立ち見。実際に摺り工程を見ながら、いろいろ解説・質問⇔回答があり、1時間半の立ち見もあっという間。とてもおもろしかったです。


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印刷と違って、グラデーションやぼかしは、摺り師さんの腕次第。当然、色づけしたいところ以外に色がのったらだめで、それも摺り師さんの技術によるところだそう。

とはいえ、版木がなくては摺れず。

江戸時代、版木は、絵師さんが描いた元絵(線画)をもとに彫り師さんがまずは基礎となる線画パーツを彫り→それを見て絵師さんが色指定→色指定分の彫り師さんが版木を準備→それを使って摺り師さんが作業という、工程だったそうで。彫り作業の中でも、絵師さんの元絵から基礎となる線画パーツを彫るのが得意な人、ひたすら彫る(=他の色が乗らない部分を彫る)のが得意な人、など分業化されていたとか。

江戸時代には版木5枚程度で進めるのが普通で、版木と色をたくさん使えばいいというものではなかったらしい。実際「月夜桃に燕」も版木5枚ぐらいで、その版木も両面、四方八方あますところなく使あれていた。限られたなかでいかに表現するか、というところに西洋の人も魅了した浮世絵の魅力があるのではないかということのよう。
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■読んだもの


『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』
(小宮一慶/ディスカヴァー・トゥエンティワン)
仕事人として、また日々の生活を充実したものにするために必要なのは”数字に関心を持ち、数字を関連付け、数字をつくる”こと。数字に全く注目していなかったということはないけれど、自分はまだまだなんだな・・・こういったところが自分にまだ足りないところなのかも、と反省。

・全体の数字をつかむ
・大きな数字を間違えない
・大切な小さな数字にはこだわる

数字に、数字化することに、注意を向けるようにしたいなと。





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