*蒼天おぼえがき*


2009年03月07日(土) 本・演劇・フラメンコ。
長い一日でした。


・新しくできたブックファースト@新宿
本好き友とふらりと入ったら、案の定、フロア中をめぐり歩き、気づけば1時間半が経過。しかも、1冊も本を買っていない(苦笑)。いやー、自分たちとしてはとても充実した1時間半だったんですが、書店様、すいません…。


・演劇集団キャラメルボックス 2009ハーフタイムシアター@新宿
梶尾真治原作『すべての風景の中にあなたがいます』、恩田陸原作『光の帝国』の2本立て。梶尾さんの原作は未読。わかっていたことではありますが、誰が見てもわかるハッピーエンドと、観客(読者)の想像にまかせますエンド(苦笑)。「光の帝国」は原作そのままではなく多少アレンジはしてありました。「猫と針」に比べると、ずいぶんキャラメルらしさが出ていたように思います。
「すべての風景の中にあなたがいます」は親友同士という設定の岡田さんと細見さんのやりとり(かけあい?)がテンポよく、素敵でした。


・フラメンコ(カンテ(歌)/パルマ(手拍子))
知り合いの発表会。相変わらずカッコ良い。しかし若干一日の疲労が…(^^;



■読んだもの


『廃墟建築士』(三崎亜記/集英社)
”ありえないことなど、ありえない。”
キャッチコピーにふらふら惹かれて手にした一冊。「廃墟建築士」「七階闘争」「図書館」「蔵守」どれも不思議な短編。「七階闘争」は同著者の『となり町戦争』に近い世界観?図書館の夜間開放までを描いた「図書館」も本好きとしては大変惹かれる話ですが、蔵と人との思いが交差する「蔵守」がとくに胸に迫るものが。素敵な短編集でした。





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ひなた [MAIL] [HOMEPAGE]