*蒼天おぼえがき*


2009年04月12日(日) 一年。
昨日は祖母の一周忌で一家で遠出。一年、早いものです・・・。
そして本日は市長・市議選挙。とりあえず、義務は果たして参りました。


■読んだもの


『胡蝶の失くし物』(仁木英之/新潮社)
シリーズ一作目の『僕僕先生』が文庫化されました(09年3月刊行)。人気なんですね。
で、『胡蝶の失くし物』はシリーズ三作目。唐の御史台(官僚の不正や動乱の目を監視するための役所)のなかでももっとも汚れた仕事を一手に引き受ける暗殺集団・胡蝶房。その一員である劉欣に僕僕の暗殺命が。ただしそこは僕僕先生。簡単に任務完了にはならないわけで、気づいたら劉欣も旅の仲間に加わっていたと。暗殺者登場でキナ臭いか?と思いきや、いつもどおりマイペースな僕僕一行。蚕に身をやつした蚕嬢(苗族の六合峰の社の姫神らしい)に、失恋して戻っていた薄妃に、旅はまだまだ続きそう。中国大陸をかなり南下したけれど、次はどこへ行くやら。
私的には新たに加わった劉欣の今後が気になるところ。敵方ながら主人公側に魅かれ心強い味方(表面上は全面協力じゃない)となってくれるという立ち位置設定がツボなもので(笑)。





『スノーフレーク』(大崎梢/角川書店)
物語のキーとなる「スノーフレーク」は、スズランに似た白い花を咲かせる、和名:スズランズイセン(←調べてみました)。
真乃は高校卒業を機に、生まれ育った函館から東京の大学へ進学することに。<忘れて、新しい日々を始めるの>シーコのわすれな草をテーマにしたショートショートに、めずらしく真乃がコメントしたところから動き始める、真相がわからぬままになっていた7年前の事故(事件)。
幼馴染の真乃と速人と亨。7年という歳月。真乃にとっては気持ちの整理がきっちりできる結末でしたが、、ハヤちゃんに関する結末は予想外でした。トールちゃんの漢気(?)を褒めるべきか。速人に勇麻(速人の従兄)が貸していたマンガが「幽遊白書」といところに、世代を感じました(しみじみ)。





『ビロウな話で恐縮です日記』(三浦しをん/太田出版)
相変わらずしをん節が全開!
『おおきく振りかぶって』の阿部くん考察がさすがです(笑)。
火宅(※謝りにあらず)が鉄筋じゃなく木造だったことが判明した時のしをんさんの思考回路がまた素敵。





< Old  Index  New > 


ひなた [MAIL] [HOMEPAGE]