*蒼天おぼえがき*


2009年06月20日(土) ワンコイン。
ワンコインランチ・・・ならぬ、ワンコインアフタヌーンコンサート
〜ピアノの詩人ショパンの故郷ポーランドと私〜@府中の森芸術劇場。
ワンコインでこれだけ聴けるとは、結構贅沢(10分休憩をはさんで2時間ぐらい)。

ついでに府中市中央図書館へ行ってみた。新しい建物で、小規模ながらカフェまで併設されていて良い感じ。府中駅から徒歩7分ぐらい。立地もまあまあ。さすが福利厚生がととのった府中、という感じである。


■読んだもの


『プリンセス・トヨトミ』(万城目学/文藝春秋)
五月末日、大阪が全停止する。そのきっかけは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女。大阪人の父から子へ引き継がれてきて、そして、女たちはそれを見守ってきた、大阪国とは。
おもしろいだろうなというのは読み前から予想してましたが、期待裏切らず!という感じ。とくに後半の、それぞれの役割(!)が発動してからは、連鎖的に続くシステムに息をつく暇なく一気読み。ラスト、旭の大阪弁と「男はとにかくアホな生物やから(略)・・・何かやってることに気づいても、見て見ぬふりをしてあげなさい」という女たちの約束に、こころがほわっと。大阪のおばはんたちが知らんわけない、おばはんたちが居てこその大阪国、ということなんですね。シャルロット木下の登場には、びっくりでした(笑)。





< Old  Index  New > 


ひなた [MAIL] [HOMEPAGE]