久しぶりに神保町の本屋街を九段下方面へ歩いたら、絵本がたくさんのブックハウス神保町を発見。(4〜5年前は違う本屋さん・中国関係?が入っていたような遠い記憶があるのですが・・・記憶違い?)。
『おおきなおおきなおいも』(赤羽末吉/福音館書店)とか、『しろくまちゃんのほっとけーき』(わかやまけん/こぐま社)など、 懐かしい絵本がたくさん。最近の絵本もたくさん置いてありますが、惹きつけられるのは昔読んだ本。時間を忘れて長時間滞在しそうで危険です(苦笑)。
■読んだもの
『ねずみ石』(大崎梢/光文社)
「久しぶり。元気そうだね。」学校帰り友達のセイと一緒だったサトに声をかけてきたのは、四年前のお祭りの最中に村で起きた殺人事件を担当してた刑事。事件は今でも未解決のまま。なぜ四年も経っているのに刑事が?村は奇しくも、そのお祭りの準備にわく時期。ねずみ石、サトの記憶、タマさんの証言、修平さんの苦悩。再び動き始める捜査。
村のお祭り、郷土の行事、今でも続いているところは続いているのだろう。なんだかうらやましい。そんな村でも、携帯電話は日常品。
『空の中』(有川浩/角川文庫)
高度2万。相次ぐ謎の航空機事故。メーカーの担当者と生き残った自衛隊パイロットは調査をはじめることに。一方、事故と同じころ、高知の海辺で不思議な生物を拾う高校生。人外生物との遭遇と共存。ディックと最初に最初に遭遇を果たしたのが高巳と光稀でよかったと思います。ディックにとっても人類にとっても。ただし、宮じいがいてくれたからこその結末かな。それだけに、「仁淀の神様」は、短い短編ですが、本当に泣けました。欲を言えば、高巳と光稀のそのあともちょっと見てみたかったかも。
ディックとの交渉の過程が、なかなか興味深い。