うずまきのつぶやき-あれから6年たったよ
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2002年10月23日(水) 地球最後の日

授業での話。
今日は「〜がほしいです」「〜たいです」の導入だった。


一通り練習をした後で、ちょっと質問してみた。


「明日、地球が終わります。地球はありません。今日は地球最後の日です。
 みなさんは何をしたいですか?」


一応、私の計画では

  「家族に会いたいです」

とか 

  「たくさん食べたいです」

などの答えが出るかな、と思っていたんだけど、
どのクラスでも出るのは


  「死にたくありません。」(「たい」の否定形を正しく使えたので◎)
  「勉強したいです。」 (逃げる方法を考えるらしい)
  「寝たいです。」 (そのまま眠っちゃうんだろうな)

そして一番驚いたのが


「りんごの木を植えたいです。」


ス、スピノザですか。

2年生は今、倫理の授業(必修)があるので、
「リンゴの木を植える」という答えが出たみたい。
最初は何のことかよくわからず
「なんで?韓国でそういう言い伝えがあるの?」と聞いて
失笑を買ってしまった。くーっ。

でも「なぜリンゴの木を植えるの?」ときいても
「うーん、クニャン(ただなんとなく)」「スピノザの言葉だから」という
答えばかり。ま、こんなもんでしょう。
哲学って「リンゴの木を植える」ことの意義を考えるのが大事なんじゃないの?
よくわからんけどさー。


1999年、世紀末だの地球滅亡などと言っているとき
りんごの木を植えていた人はいたんだろうか。


うずまき |MAIL