藤井ゆかりの日記

2004年12月09日(木) 新撰組その1.

最終回前だと言うのに、すでに涙・涙の私。
あの最後は、やはり相手の気持ちを推し量っての事だったのだろうか?
もしかしたら、懐かしさの方がまさり思わず口をついてでた言葉なのか?
一世一代の大芝居を打つはずだったのに、自分を偽らず、
まるで達観したかのような微笑みの後、「加納くん、おひさしぶりです。」
と自分から声をかけ、潔く近藤である事を認めた局長。
一瞬、はっとしたような表情を浮かべ、ぐっと堪えて
「御無沙汰しております…局長」と深々と頭を下げる加納の姿・表情に、
やられましたよ私は。。
ふたりの気持ちがすごく伝わる悲しいけれどいいシーンだった。
ドラマなのでもちろんフィクションな部分もたくさんあるけど、
それぞれの人物の気持ちがよくわかるセリフが多かった。
昔の話と言っても、人間なので悩んだり、苦しんだりいろんな感情があった訳で
それをとてもリアルに感じさせてくれる大河ドラマだったと思う。
「愛しき友よ」タイトルを見ただけで涙してしまう。その最期の瞬間に、
近藤は何を思ったのだろうか?家族のこと、新撰組のこと?
そして、愛しき友。。。土方のことだったろうか?


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