ゼロの視点
DiaryINDEX|past|will
2003年02月22日(土) |
愛犬・マルチンっ!! |
最近、毎日日記を更新している私・・・。みなさん、もうおわかりですね!!。なぜ、私が毎日こうやっていられるか・・・・。そうです、全然真面目に仕事してないんです(汗)。おまけに、締め切りが今年の10月末とわかった瞬間、必要以上にダレきってしまい・・・・。
でも、締め切りの目処がついた瞬間に、初夏に必ず日本へ里帰りしようと決意。ちょうど免許の書き換えもあるし・・・。
日本で一人暮らしをしている母のこともそうだが、頻繁に恋しくなるのが私の愛犬・マルチンのこと。1986年の4月に、友人の弟が公園で捨てられている犬を我が家に連れてきたのがはじまり。愛犬がやってきた時、ちょうどマルチン・ハイデガーの本を読んでいたのと、録画していたヴィスコンティの『地獄に堕ちた勇者ども』を(主人公はマルチンという名前だった)観ていたこともあり、メス犬なのに、マルチンと命名した。
幼少の頃から、いつも犬が飼いたかった。でも犬嫌いの母親が大反対して決して実行されることがなかった。しかし、とうとう1986年にマルチンが不意に我が家に登場して以来、我が家の生活は一変した。我が母は、今では完全にマルチンにベタベタである。
マルチンは私が浪人生活に突入した頃からの付き合い。イライラしたり、ボーっとしたいとき、いつもマルチンは私の隣にいた。激しく遊んだり、駆けずり回ったり・・・。
私にとって、本当にかけがいのない存在が、マルチン。彼女のことを考えると、今すぐにでも飛行機に乗って日本に帰りたくなる。そしてマルチンの匂いを嗅ぎたくなる。そして、撫でで撫でて撫でまわしたいっ!!。
マルチンは、猫みたいな犬でもある。妙にシラっとしていて、毎日を自分の過ごしたいようにして過ごす。アル意味では私とソックリともいえるが、またそこがいとおしくてたまらないっ!!。
マルチンは今月で満17歳を迎えた。老いたとはいえ、幸いなことにまだまだ元気。でも、いつか(想像したくもないけれど)永遠の別れが来ると思うと、無理をしてでも少しでも多く、マルチンとの日々を過ごしたい。
2001年の11月に里帰りしたのを最後に、現在まで日本に里帰りが出来ていない私。この時、パリへ戻る早朝に、玄関まできて、私の顔をじいっと見つめていたマルチンの姿が忘れられない。
“またちょっとしたら戻ってくるからね”とマルチンに話し掛けて、家を出てからすでに1年以上が軽く経過している。その時は、絶対一年以内に日本にまた里帰りができると思っていたが、仕事が入ってしまい、結局昨年はまったく日本に戻れなかった・・・・(涙)。
昨日も、マルチンの夢をみた・・・・。彼女の匂いも、身体の感触も、鼓動もなにもかもすべて、あまりにもリアルな夢。しかし起床したら、マルチンじゃなくて、隣には夫がいた・・・・(苦笑)。ああ、マルチンに会いたいっ!!。
パリに住んで、たくさんの犬を毎日見る。そしてチャンスがあれば犬と遊んでいるし、犬を飼いたいなぁ・・・、とも常々思ったりする。でも、あくまでそれはマルチンの代わりでしかなく、私が本当にいとおしく思うのは、我が愛犬でしかないことを、ことごとく痛感する日々。
ということで、次回里帰りしたら、その期間中、ずうっとマルチンと一緒にいようと決めた。色々な人にも会いたい・・・・・。でも、マルチンは私の分身でもあり、どんどん(残念ながら)老いていくのが目に見えている・・・(涙)。なので、少しでも時間があるなら、彼女とずうっと一緒の時間を過ごしたくて堪らないゼロでした。
待っててね、マルチン・・・、もう少ししたら帰るからねっ!!。
|