ゼロの視点
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2003年03月27日(木) パリとロンドン

 いとこI嬢に、何度も何度も“パリとロンドンはどっちがいいか?”と質問し、最終的になんとか彼女に“パリ”と答えさせたい夫。が、I嬢は、すっかりロンドンが気に入ってしまったので、その度に“ロンドン!!”と答え、夫がチカラなく笑っている。

 殊に、I嬢にとっては、イギリス男性のほうが平均身長は高いし、背広などの着こなしもビシっとしていて、フランス男性よりも“小奇麗”な印象なのだそうだ(笑)。街を走るクルマも、ロンドンのほうがパリのそれより、断然ピカピカ磨かれているし、バスや地下鉄の車内もロンドンのほうが明るく、気分的に安心できる・・・・・等を、I嬢が語るままをダイレクトに訳して、夫に伝える。

 懲りない夫は、それでも
「ロンドンのほうが、パリよりも犯罪率が高いのを知っているか?。」とI嬢に畳み掛ける。でも、I嬢は、そんな確率云々でのレベルではなく、気分的にロンドンのほうがいいのだと、ニコニコしながら繰り返す。明るく喧嘩を夫に売るI嬢は、なんとも頼もしい。

 漢字を教えれば、すべて中国語の発音で読み、日本を語ったつもりでも、すぐ中国万歳になってしまう夫に、いささかウンザリすることもあった私だが、今回は夫の番のようだ。

 私は個人的に、ロンドンよりもパリのほうが楽。もちろん慣れもあるのだろうが、例えば横断歩道のところに"Look Left"などとイチイチ書かれているのが鬱陶しい。日本も止まれだのなんだのイチイチ指示してくるが、そんなことをする必要があるんだろうか?!?!?!、と考えてしまいがちな私。

 それじゃなくても、私のイメージでは、ロンドンに数日滞在しているだけでも、規律だの、そういったルールというものがあちらこちらに感じられ、妙に居心地が悪い。

 おまけに、ロンドンでは午後11時以降に酒が飲めなくなるのもつまらない。こうやって規制しないと、歯止めなく酔って暴力的になるからか?、と思われるが実際のところどうなんだろうか?。

 さて、実際にロンドンからパリに戻ってきて即座に感じたこと・・・・。それはロンドンにくらべ、街全体の動きがノロイということだ。まるで都会から田舎町に戻ってきたようだった(笑)。


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